AC回復の方法がなんとなく分かってきた!

(2018/01/13 加筆修正)
なりたくてなったわけじゃないのに、どーしたらいいか分からないアダルトチルドレン(AC)。
強固な人間関係が作れず、いつも形だけの付き合い。
やっと出来た恋人とも、距離感が上手く計れず失敗に終わる・・・。
上司にはいじめられ、知人には利用される。
「もう、こんな人生イヤっ」と投げ出したくなる日々。
それでも明日はやってきて、生き続けなくてはいけない。

人との関わりが築けず、自尊心を保つことの出来ない人は少なからずこのようなループに陥ります。

周りにアドバイスを求めても、「自分を好きになりなよ」や「自信を持ちなさい」と、つかみ所のないことを言われ、人生上手くいっている人にコツを尋ねても、「自然にそーなった」とか「そこまで考えたことない」って言われ…どうしていいか分からない。

求めているのは、本質的に人が変わるにはどうしたらいいか? ということ。

だから考えました。「人の輪の中で幸せを掴むにはどうしたらいいんだろう?」って。

十年超の月日をかけてようやく見えてきた回復法。私だけでなく誰かの生きるヒントとなってくれれば、幸いです。

アダルトチルドレン克服の手順

手順1
ACの本や文章を読んで、自分が当てはまるか考えてみる。

手順2
当てはまったら、加藤諦三氏、スーザン・フォワード氏、西尾和美氏、泉谷閑示氏あたりの本を図書館で借りてきて読む。

手順3(1ヶ月~6ヶ月)
読みながら当てはまる所をノートに写して、感想を加える。→特に泣くといい。
もしくは、有料カウンセリングを受けて「感情の吐きだし」をする。→吐き出す相手に友人を選ばないこと。家族も基本的にNG。

手順4
自分の怒りや哀しみの感情が分かるようになってきたら、芸術的要素・自然要素に触れる。
絵を描く、音楽を演奏する、絵本を読む、山に登る、散歩をするなど。

手順5
何かを育てるを経験する。
植物を育てる。動物を育てる。後輩を育てる。(既にいる人は)子供を育てる。

手順6
育てることを通じて、自分がどう育てられてきたかを振り返る。
苦しいことを思い出したときは、ノートに殴り書きする。

手順7
苦しい原因を作り出した人の頭の中を考えてみる。その人になった気持ちをノートに書いてみる。

手順8
苦しみを与えてきた人と苦しんだ自分の架け橋となる考えがないかを探ってみる。
例)「親は機嫌が悪いと私に怒鳴り散らした」というケース
  私:怖いよぉ。また始まった。どなられたくないよぉ。
  親:なんで私の人生、上手くいかないのっ!子供までこっちをにらんでる(風に感じる)。子供ぐらい私の味方してくれたっていいのに、許せない。
【架け橋】私も親も幸せになりたい。私は親に大切にされたいし、親は誰かに味方でいて欲しい。

手順9
私とあなたを分ける。あなたの不幸は私が原因でないことを理解する。
先の例だと、親の人生が上手くいかないのは子供のせいではないことを強く理解する。

手順10
共通の事項である架け橋に関して何か言えないか、考えてみる。
例)「お母さんには笑っていて欲しかった。そうしたら子供時代幸せを感じられたと思う。」

手順11
手順9-10を踏まえて言葉を作る。ちなみに手順10だけだと、「そんなこと言ったって○○でお母さんだって辛かったんだから」と反発される。
これを阻止するのが手順7および9。相手の気持ちを考え、そして相手と自分を分離した物の言い方を考える。
例)「お母さん、なんだか辛そうだね。」

ポイントは、他人的な言葉を選ぶことで親の感情は受け取らず、でも無視はしない。相手の感情に言及することで、”あなたの気持ちを見てないわけじゃないんだよ”と伝え、反発心がわき起こるのを防ぐ。

全文「お母さん、なんだか辛そうだね。でもお母さんには笑っていて欲しかった。そうしたら子供時代幸せを感じられたと思う。」

こう言えたとしたら、少し強くなった気がする。相手(親)に負けてばかりだった自分が物を言えるんだ!って自信を持てる。これがACの回復。

注意事項
自助グループは手順3までは出来ますが、手順7~は力のある人が必要です。カウンセラーを頼りましょう。
もし金銭的に厳しいというのであれば、次の書を勧めます。一読して理解できるものではありませんが、心を整理できるという効果は期待できます。

 

逆境を越える「こころの技法」 (PHP文庫)

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頑張れ!アダルトチルドレン

たとえ毒親から生まれた子であっても、生き直すことはできます。人は死ぬまで学び、習得し、変化し続けていける。
まだまだあなたは発達の途中。これから自分のこと、相手のことを理解するにつれ、世の中の真の姿を捉えていけるようになるでしょう。

それはけしてバラ色の扉を開くものではありませんが、濃くかかっていたもやが晴れ、着実に足のついた世界ではあります。

アダルトチルドレンである貴方も、人生上手くいってるように見えるあの人も、結局は同じところに帰着する。
いろんな事が見えてくると、それが分かるようになる。貴方だけが特殊で変わり者なのではないのですよ。
勇気を持って歩みを進めていってください。

私でよければ力を貸します。コメント欄よりお問い合わせください。1000文字という制限があるので端的にまとめてください。お願いします。

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