親友という概念から自信を理解する

「どうやったら、自信が持てますか?」
この問い、多くの人が抱えているだろう。

ありがちなのは、条件をクリアしたら。
条件とは、
試験に合格する
有名処に就職する
恋人が出来る
モテる
イケメンに生まれる
などなど。

でも、それではまやかしの自信しか生まれない。

 もっと継続的で、確からしい自信を探すために、一度自分を客観視してみましょう。

とはいっても自分を客観視するのは難しい。
そこで、親友という自分の外にある存在を通して、自信について考えてみたいと思う。

友達と親友の差とはなにか?
これは人によるし、年代にもよるところが多い。
友達とは、一度でも接触したことのある人、親友とは接触頻度の高い人、と定義する人がいるかもしれない。
今回は、友達とは楽しい時間を共有できる人、親友とは楽しい時間も苦しい時間も共有できる人と定義したい。

苦しい時間、それは自分の欠点に向き合わねばならない時間。
試験に落ちた、恋人に振られた、友達とケンカした。
そういう自分にとって苦い思いを抱いたとき、親友にだけは気兼ねなく話せる。
話を聞いてくれる。
そう、最初から信じられる相手。

そんな親友。
あなたからみてどんな存在?

それはあなたのことを思ってくれる存在。
あなたのいいところも、悪いところも受け入れてくれる存在。

実はこれが自信の正体です。
いいところも、悪いところも受け入れること。
むしろ悪いところを積極的に受け入れること。悪いことがあっても見捨てないこと。
悪いところを悪い!と一刀両断せず、しょうがないなぁと受け入れてくれること。

世の中にカンペキな人はいません。
誰しもがいいところと悪いところを持っている。
なのに、あなた自身が悪いところを悪い!と決めつけ、切り捨て、自分を痛めつける。
そうやって自尊心を傷つけ、自信を喪失させているのです。

だから、あなたの親友があなたにしてくれたように、あなたもあなたの悪いところをしょうがないなぁと受け止めればいい。
背が低くても、字が汚くても、いいんじゃない?と受け入れること。
そうすれば、痛めつける手間が省けるだけでなく、痛めつけられて傷つきいじけるということもなくなります。

だめな自分を許す、受け入れる先に自信というものは、自然と湧いてきます。
条件ではない。あなたそのものの持つ価値を認めるだけで、何の根拠がなくとも、自信を持てる。
今日はそういう自信だってあるんだな~、くらいに思っておいてください。