あまりに分かりやすい不倫の誘い

定期的に配送に来る配達員のお兄さんは、礼儀正しく優しい。
私が体調を崩して荷物の受け取りが出来なかったときは、次の週に「お身体大丈夫ですか?」と気遣ってくれる。

先週はたまたま家にお菓子が余っていたので、一つ差し上げた。
今日はお礼とともに美味しかったですとのコメントをいただいた。

さて、このお兄さん、先週去り際に「僕、元々○○(まぁまぁ近所)の担当で、こちらへ応援に来ていたのだけど、来週で応援が終わるんです」と言ってた。
そして本日。
「今度いつお目にかかれるか分かりませんが、今までありがとうございました」とな。

表面的には何の変哲も無いやりとりだが、実はこれ不倫のお誘いという解釈も出来る。

昼間、家に一人でいる主婦。
なかなか気遣ってくれたりやさしい言葉を掛けてくれる人がいない。
その隙を突くように、精一杯の気づかいの言葉をかけてくる男性。
それも今日が最後に会える日。行動を起こすラストチャンス。
”ボクに気があるなら、連絡先ちょうだいね”と言わんがばかりのシチュエーション。

分かりすぎるほどの状況に思わず苦笑い。

長く配達をお願いしていれば、担当者が切り替わるのは、当然こと。
「今度いつお目にかかれるか分かりませんが」なんて言わずに「次回は別の者が担当します。いままで御世話になりました」と言えばいい。
客にとっては、今来ている配達員がどーの、ではなくて、来週は来る人が変わるということの方が重要なのだから。

表沙汰になっていないだけで、こういう方法で不倫の裾野が広がっていくんだろうなぁ。
定期的に会うことを利用して心の隙を突き、会える機会の希少性をアピールして煽り、相手に誘わせる。
免疫のない主婦はイチコロなのかもと思う出来事でした。