ウザい感情にどう対処するか?

ウザい、別の言い方をすれば煩わしいという感情。
以前に比べると、感じる頻度が増えた気がする。
あまり抱きたくないけど、そこそこの頻度で出てくるウザいという感情。
それについて、ちょっくら考えてみたい。

ウザいと思う感じは、耳の側を蚊がブーンと飛ぶのに似ている。
→払いのけたい、あっちへ行けと思う。
→邪魔されたくない、放っておいてくれとも思う。

では一体何を払いのけたいのか、あっちへ行けと思うのか。
見えない、実態のない、それでいてしっかりと存在感のあるもの・・・。
そう、先入観や思い込み。

ウザいことを言ってくる相手は、こうじゃなきゃね!という絶対的価値観を盾に、切り込んでくる。
・友達のいない人間は、性格に欠陥がある
・30才を超えておつきあいの経験が無い人は、なにかしらの問題を抱えている
・十分な給与や資産がないと、人は不幸になる。
などなど。

しかし、人によって一人が気楽で好き、お金に縛られず経験を増やす方が豊か!という価値観の人もいるのだから、絶対的価値観はちっとも絶対じゃない。
絶対的価値観と矛盾した歴史や事実を突きつけると、「例外よ」という。
例外であろうが無かろうが、実際にあるものはある。事実に失礼だ。

どんな人間でも、自分は価値ある存在と信じたいし、扱われたい。
ドラえもんの道具か何かが、一生涯「あなたは価値ある存在」とプラカードを掲げて周りをひれ伏せさせてくれるならまだしも、人生は上がり調子もあれば下がり調子もあって、自分には価値がないとふさぎ込んでしまう。
なのに、ウザい感情を抱かせる相手は、常時相手叩きをしてくる。
まるで、自分の気持ちのウサを晴らすかのように。

そんなもんに巻き込まれるなんて災難。
災難なんて、早くに抜け切ってしまいましょう。
ウザい質問をしてくる人がいたら、「さぁ?」としらを切ってその場を去る。
必要に絡んできたら、「拘る理由はなんですか?人付き合いには距離感が大事ですよ」と牽制する。

ウザい感情は我が身を老けさせ、疲労させる。
疫病神みたいな人間とは、さっさとおさらば。
動物は戦うよりも逃げることで身を守る。人間も同じ。先入観のある人間からは、とっとと逃げる。
これが一番体力を奪われない、正解。