就職活動をしたくないワケ

思い返してみても、就職活動ってめんどくさかった。
態度のデカイ会社、ワンマンの会社、連絡の遅い会社。

学生は社会を知らないから、就職活動って心理的敷居が高い。

でも、それだけがめんどくさい原因かな?

自分がなにかしたいと思ったとき、その元となるのは、不便さだったり工夫の
余地だったり、怒りである。

こんなものが世の中にあったらいいな、だからこの会社で作ろう。こんな風に
改良したらもっとよくなる、だからこの会社に入ろう。なんでこんな愚作ばっかり
なんだ、オレならもっと上手く作るさ、だからこの会社でチャレンジする。

なんらかの考えがあって、就職先を絞れれば実を結ぶ可能性が高い。

しか~し、実際は大学出たら働かねば身を置く場所がないことや、稼がないと
暮らしていけないことが引き金となって就職活動をしている人がほとんどでは
なかろうか?

目的があいまいな割に就職とはどうも一大事なことらしい。
テキトーにやると、これから40年悲惨を見る・・・らしい。
だから一生懸命自己分析をして、自分に向いている職種を探し当てて、面接
対策をする。

はぁ~疲れたっ。
情熱がないのになにかヤレっていわれてもねえ。

目的のない就職活動は、人間の行動原理と相反する活動なのだ。

なんにも考えなくても、ある日自分の天職がさぁ~って降ってくることはない。
だから就職活動は就職する1年前に考えることではなく、中学生や高校生で
考えることだと思う。
10年も前に準備をしておけば、準備不足って事はないだろう。

人は成人していなくても自分の道は自分で決める権利と責任がある。
親はそれを教えてやれ。
心がついていく就職活動はストレスもないし、内定獲得率も高くなるんだから。