相手によって疲れ方が違う

昨日、3人の人とお話をしてきました。
最初の方は、否定型、次の方は押しつけ型、最後の方は提案型でした。
3方とも営業マンなので、傾聴というスタイルではなかったものの、最後の提案型の
人とは3時間以上話し込むことができました。

通常体力を消費するとともに、疲労は溜まっていくので、最後の方の時が一番疲れる

はずなのですが、次の方のときの疲労がピークでした。

次の方はとめどもなく自社製品の良さをアピールされていました。ところが肝心の客
の要望はまったく聞こうとしません。
どんなに素晴らしい商品であったとしても、客のニーズにマッチしていないと意味がない
のです。
そのことをわきまえていない営業マンほど、客をこちらに向かせようと饒舌になるのは
なにかの皮肉でしょうか。(言葉の嵐がふりそそぎ過ぎて疲れた・・・)

いい営業マンは問いかけはするけど、話を聞くことがほとんどで、客の真の要望を
掴んだ後、実現方法を的確に短く出すという話し方をします。
だから聞く7割話す3割なのです。

人間はありすぎると嫌気がさし、少し足りないと「もっと」という要望がわき上がります。
必要な情報を出しつつ、ちょっと足りないぐらいで引き下がる方が、客の目には魅力
的に映るのです。