甘えられないからモテない

ananの記事に「甘えられる女性がモテる」とかなんとかいう記事が載っていたんだそうな。

ざっとエピソードに目を通すと、「そうだよな~、こういう女性はかわいげがあるよな」と思う。
けど自分にはこんな芸当できないと思う。

甘えるって簡単そうに見えて意外とハードル高い。

なぜって、相手を信じるってことだもの。

以前「親に心配をかけたくないという心理」という記事で、心配をかけても大丈夫な環境で育った人とそうでない人を比較した。
後者は心配をかけること==ろくな事にならないという経験があるため、親に心配されないように生きていく。

それと同じように甘えることが大丈夫な環境で育った人とそうでない人がいる。
そうでない人にとって、周りは「甘えるとはたかれる」存在だから、易々と甘えられるわけがない。
その考えは人気雑誌の特集程度では到底変えることは出来ない。

仮に相手側が「甘えてイイですよ」といった信号を出してくれば、甘えやすくなる。
ただ競争社会である現代、そんないい人は滅多にいない。
「甘えてイイですよ」という態度を取った側も、いいように利用されて捨てられるリスクがある以上、その態度を安売りするわけにもいかない。

つまり甘えてイイですよの態度が先か、甘えさせてくださいが先かという鶏か卵かみたいな問題になっている。
男性は弱いから、女性から甘えてこられれて、応対してやったぞという体裁をとりたい生き物だ。
女性の「頼れる男性が好き」vs男性の「甘えてくる女性が好き」の戦いみたい。
要はどっちが先に心を開くか。

これはモテるモテないといった小手先の問題ではなく、心の育ち方に大いに関わる問題だと思います。
自分を育て直して、他者の理解の仕方を変えないと、甘えることは難しいのではないでしょうか。