スーパーマンじゃなきゃいけないと思っていた過去

就職のために履歴書を書こうとしたら、あまりに誇れる物が無くて愕然としたことありませんか?

英語が得意なわけでも、なにか賞を取ったわけでもない。

難関資格もなければ、容姿が優れるでもない。
そこいらへんに転がっている普通の人、それが過去の私でした。
「企業はこんな自分を欲しがるだろうか?」不安でたまりませんでした。

就職してから分かったことは、企業はスーパーマンを求めているのではなく、柔軟な姿勢であったり仕事への熱意をもつ人材を求めているということでした。

どんなに頭がよかろうと、横柄な態度では周りと協調していけませんし、無気力で言われたことしかやらない社員は将来お荷物になる可能性が高い。
会社とは営利を追求する場所なので、仕事をするというスタイルの身についていない人はお断りしたいのです。

つまり、会社は組織にとって「面倒くさくない人」を求めています。
無駄に自分スタイルに拘り、お客様気分の学生は不要。
再教育なんてもってのほか。そんなのやっているうちに会社が潰れます。

だから、スーパーマンじゃなくても落ち込む必要はない。
それより「自分は組織で使い勝手のよい人間です。熱意を持って仕事します。」とアピールした方が内定に近づきます。
もちろん応募者多数の場合は、学歴等で足きりをせざる得ない状況もあるでしょう。
そのために勉強しておく必要があったのです。

就職活動は瞬間で構成されるものではなく、受ける人の生きてきた軌跡そのものを判断されます。
それは今から焦って変えられるもんじゃない。
盛ることは嘘につながり、いずれ自分の首を絞めます。
それより既にある平々凡々にみえる自分の能力に目を向け、どう相手に魅力的に見せるかを考えた方が合理的でしょう。