中年以降は大人の魅力を磨かなきゃ

若いときは、水分油分をたっぷり含んだぷるぷるお肌なので、黙っていても男性は寄ってきます。
年を取れば、それ相応に見た目は老ける。
ハリを失った肌は、男性を惹きつけるには厳しい。

花や野菜は「売れどき」というものがある。

その時期を逃すと、ほとんど人の手に渡らない。
もし、人が花や野菜のように「売れどき」以外に求められないならば、悲しいではないか。

ところが人間の魅力は「見た目」だけではない。
一緒にいることで得られる安らぎであったり、アイデアを生む発想の豊かさだったり、その人の持つ奥行きのようなもので、ずいぶんと魅力は増す。

だからある年齢を超えると「自分磨き」というキーワードが婚活の中で使われる。
しかし、この自分磨きが「英会話」や「ワインの勉強」であるならば、それはあまりに自分目線から外れない磨き方ではなかろうか?

一緒にいる人がワイン通であっても、他者の話を聞くことの出来ない独りよがり者であったり、わがままし放題の独裁者であれば、やはりお相手から求められることはないだろう。

-何をどう磨くか-
を自分で決めるのもまた、「婚活」の一環だと思う。
自分にとって、相手にとって、二人にとって価値あることはなんだろう?と発想を広げると二人で生きる世界が見えてくる。
そして発想を広げる過程が、その後お相手とやりとりをするなかで最も重要な役割、即ち意思疎通を手助けしてくれる。

交流が続くか、切れるかの境目は、相手が自分と一緒にいてプラスの感情を持てるかどうかだ。
そのために相手が心地よいと感じる物を自然と提供できなくてはならない。
心地よい物を知るためには、相手の価値観を見ることだ。
それが見えたとき、どんな人からも愛される人になれる。