どこなのか、まだ探り中

私は10年ほど前よくスキーをやっていて、その時スキー板に垂直に体重を掛けるポジションを掴むために、練習を重ねていました。
怖くて腰が引けると、スキー板は暴走し、かといって前のめりになると顔から突っ込む。
前に後ろにポジションを変えながら、腰の位置・腕の出し方・視線の動かし方などを試行錯誤していたものです。

この体重をかけるポジションの探し方が、実は人に対する心のポジションの探し方と同一であると思います。

人が怖くて腰が引けてると、こびへつらい、なにやら気持ち悪い印象を相手に与える。かといって、我を出し過ぎると、強引で自己中心的と敬遠される。
相手に対してちょうどいいポジションにいれば、相手の出方に柔軟に合わせられ、無理に押すことも引くこともしなくてよくなります。

この心のポジションについて、私は2013年、考えに考え続けてきました。
私自身は、人に対して腰が引けてしまうタイプで、自信が無く「スイマセン」とすぐ口走ってしまうヘタレです。
けど、これじゃいけない。生きていくってことは、もっと意志を持つことだと自分に言い聞かせ、どこかにそのようにシフトできる種はないか、探し続けていました。
まだハッキリとその種は見つけていないけど、皮一枚一枚が剥けて、正体に近づいているような感じがします。
やや感覚的にだけれども、ちゃんと人に向き合えることのできる人の心の在り方が見えてるよーに感じるのです。

まだ人生はわかんないことだらけで、師匠もいない。けれど、もがき苦しむからこそ見える真実というのは、どこかにあると思います。
私の出来ることはブログに書いて、自分の考えを整理することです。
来年もまた、それをし続けてし続けて、いつか正体を掴まえることができるようになりたいと思います。

今年もお世話になりました。
つたないブログを読んでくれた読者の皆様ありがとうございます。
心安らかに、穏やかな来年をお迎え下さい。
どうもありがとう。