こうやって子供を救う方法もあるのかもしれない

私はずっと親に否定され続けたせいか、自分という存在に自信がなく、「生まれてこなけりゃよかった」と思っている。

そう、私はこの世に誕生したくなかった。

私を唯一救うことが出来る方法があるとすれば、それは私を作らない・産まないこと。

そして大人になった今、正確には小学2年生以降、子供を持たないと決めた。
それは一見すると、子供を持たないという事実だけのように見えるが、未来生まれてくる子供が私のように「生まれてこなきゃよかった」と後悔するのを防いでいるとも言える。

子供を産んだからといって、人を愛せるようにはなれない。
かわいいだけでは、いとおしいだけでは、自分の弱点の克服はできない。せいぜい、愛という名のエゴに浸るだけ。

私は人を愛せないし、自分も愛していない。
だから自分から分離した子供という存在も愛せない。
愛せないなら、子供を作らない。
そうやって、悲劇の子供を作らないこともまた、間接的に子供を救う方法なのかもしれない。