親切すぎる人には気をつけろ!!

自分を振り返って思うことです。
親切過ぎる人(自分のこと)には気をつけろ!!

我々は親切って良いことだと教わっています。
日本人は頼まれもしないのに、けっこういろんなことを他人さんのためにやってしまったりします。
そして相手が頼んでこなければ、「もぅ~、水くさいなぁ~」といいます。

では、なぜそこまで他人のためにするのでしょう?
その裏には、人の役に立つことで自分を確認したい要望が隠れていないでしょうか?

親切な人というのは親切な割に、お礼が十分でないと感じると、「なんだ、あいつ薄情だな」と手のひらを返したかのような批判をします。

親切が心からわき出たのではなく、その先の報酬を期待しての親切だったので、予測に反した結果に不満を抱くのです。

親切を受ける側は、”そんなんだったら最初から頼まねぇーよ”と思うのですが、親切をしている側は自分の裏の要望に自覚を持っていないので、最初から「お礼をくれるなら○○しますよ」とは言えないのです。
かくして、親切は迷惑と化し、残念な結果になるのです。

私は昔、人に親切にしようしようともがいていた時がありました。
それくらい自分が見えなくなっていたのです。
誰かにありがとうと言ってもらうことでしか、自分を確認する術を持たなかった。

しかし、人間というのは勘が冴えているので、私の押しつけに近い親切にただならぬ殺気を感じてか、きちんとお断りしてくれました。
今となってはそれでよかったのだと思います。

自分がないから、人に頼ろうとする。それが一度でも上手くいくと人は味をしめ、何度も何度も愚行を繰り返す。いわゆる依存です。
これは犯罪ではありませんが、薬物中毒と同じ危険性があります。

だからなんでも親切を受けて良いということにはなりません。
相手から親切を受けるときは、よくよく考える必要がありますね。