ホンモノの天才を見た!

偶然、とある大学の先生の講義を聞く機会を持った。
まだ20代ととても若い。
どういう感じでやるのかな~と思ったら、始まると速い速い。

あっという間に自分の世界へみんなを引き込む。

電気の歴史、数学の大切さ、物理の偉大さを解きながら、自身の芸術の分野とのリンクを実際の作品の映像とともに鮮やかな手法で魅せてくれる。

彼がいると、まるで何もない空間に置かれた電荷がスパークするみたい。
四方八方、縦横無尽にそのイメージは拡がり、つながり、想像を超えた場所へ飛んでいく。

私はいままで研究者というと、じっくり粘り強く頑張る秀才に属する人々を見てきた。
それとは全く異質の、光の速度で駆け抜ける存在。
私の脳は彼の言葉を処理することに必死。
一方で彼は自分の脳の速度より言葉の方が遅れているように感じた。

実際の脳の回転の速さは私の数百倍ではないだろうか。

いるんだね~そういう人。

「開成高校を出たから頭が良い」とかそういう平凡な枠で考えちゃいけない人。
この世の中を自由に駆け巡る存在。

これからも機会があったら彼の話を聞きに行こう。
天才の名は落合陽一さん。