恋愛とはなにか1

文藝春秋に恋愛に関する記事があった。作者は渡辺淳一。
「恋愛とは、互いに変わることである。」

そうだ。だから恋愛とは貴重な体験。好きになった相手をどうやって

こちらへ振り向かせるか。
あーでもない、こーでもないとただただ相手に気に入られたくて
自分の考えや振る舞いを変えてみる。
例えば、身なりに気を配らなかった人間が突如、髪型を気にしたり、
おしゃれデートスポットなんて見向きもしなかったのに、東京ウォーカー
片手に、どこへ誘ったらいいか頭を悩ませたり。
とにもかくにも、恋に落ちたその日から、人は怒濤の勢いで変化する。

他人に「生き方や価値観を変えろ!」と強制されたら、誰しも嫌気がさす。
でも、恋に落ちたら「いくらでも変えますとも!」と、大きく態度が変わる。
それどころか、「どう変えたらいいんだろう?」と自主的に変える内容まで
考え始める。

この態度が後々の結婚生活における譲り合いや、相手の意図をくみ取る
努力をする種になる。
結婚は、恋愛と違って楽しいことが少ない、実用的だったり、現実だったり。
ただその中で唯一救いがあるとしたら、それこそが助っ人がいるという
心強さだと思う。
だけど、結婚したらもれなく助っ人がついてくるわけではない。
助っ人がいるかいないかと感じる境界は、相手が自分のことを考えて
くれていると感じるか否かだ。相手のことを考えられず、自分の価値観を
押しつけてきたり、相手の気持ちを汲んでくれない人と結婚した場合は
残念ながら、助っ人は不在だ。そしたら、結婚の意味がなくなってしまう。

だからこそ恋愛をして、相手の考えを読み取る訓練が、幸せな結婚に不可欠と
なってくる。

また恋愛について書きたくなったら、続きを書こうと考えています。