仕事は出来るけど恋愛は苦手な女性がやるべきこと

仕事面ではバリバリ行けるのに、こと恋愛になると消極的、という女性を見かける。同じ「物事を進める」なのに、なぜこれほどまでに態度が違うのか、ちょっぴり考えてみたい。

仕事はタスクを実行することに主眼を置いているので、効率のよさや正確さを追い求めればいい。そこに、己の感情の入り込む余地はない。自分がどう思われようとも自分に与えられた責務を全うする。

大事なのは結果をだすこと。「私」へ意識を向けることはない。

恋愛は相手に好かれることに主眼が置かれるため、どう思われるかが重要となる。ここでもろく傷つきやすい我があると、己を守る方向に意識が働いてしまい、お相手のことが考えられない。

恋愛で大事なのは相手を思っていますよというアピール。なのに「私」を意識しすぎて、全然アピールが足りてない。

仕事の優秀さがどれだけであっても、適切に意識を振り分けられなければ、結局自分だけになって相手はおいてけぼり。そんな姿はまるで自意識過剰な中2。

見た目はそこそこの大人でも、中身は中2だとしたら…、大人の恋愛は無理でしょう。恋愛というのは精神成熟のバロメーター。成熟度が高ければ、自分も相手もどちらにも意識を向けることができ、臨機応変な対応へとつながる。その適切さが互いの居心地をよくし、関係性を発展させる。反対に意識が自分にだけ向くと、居心地の悪さが生まれて、関係を壊してしまう。

もしかしたら、恋愛に消極的な女性は学校の勉強のように、恋愛というものを一から学ばなくちゃいけないのかもしれない。そのセンセーがBarのママであり、恋愛上級者なんだろう。

結局恋愛こそが一番「私ってどうですか?」を深く問う作業である。私が私に適切な意識を向けることのできないうちは、怖くて「私ってどうですか?」なんて訊けない。ということは、この恋愛に消極的な女性は、まず自分を冷静に見つめられるところから手をつけるのがいいんじゃないだろうか。

結婚相談所に登録してる場合じゃないと思うんだけど。