メリットを考えている内は結婚適齢期ではない

年収の高い男性が、経済力を当てにしようという女性となど結婚したくないという。
年収の高い女性が、家事育児の負担が増えるから結婚したくないという。

自分の持っている財力、家事能力を易々と他人のために使いたくないという
ならば、それでいいではないか。黙ってそうしなさい。

なのに、年を重ねると「結婚したい」という。でも相変わらずメリットのみ享受したい
と曰う。
年齢を重ねたのに、精神が追っつかなかったのでしょう。

ちなみに精神年齢が停止したまま年齢を重ねた場合、ますますメリットへの執着

が大きくなっている。
それに体力が劣り自信が揺らいでいるので、頼りたい気持ちが強い。

-相手には頼ることを許さず、自分は頼りたい-
そんな都合のいい相手いるわけありませんね。
仮に年収の高い男女が結婚したとしても、家事をアウトソーシングし、子供は持たない、
忙しいから時間を共有しないとなれば、やはり”個”として生きるのとなんら変わらず
結婚2年ほどして結婚熱も冷め、やっぱり”離婚しよう”となるのが関の山。

自然な結婚を結びつけるのは、恋愛感情だ。
恋愛感情とは、相手と結びつきたいという情熱。
恋愛感情が引き金となって、つきあうようになり4年もすれば、感情は枯れ、今度は
愛に変わる。
愛とは、相手がその人らしく生きることを喜ぶこと。

相手らしく生きるために出来る範囲で相手に捧げる。
そうすると相手は”コイツ、頼れるなぁ~”と感じる。
このような流れで、人は信頼関係を構築していく。

結婚していない人は、その夫婦の長きに渡る熟成の過程を見ていないから、
結婚相手にいきなり熟成後を要求する。
それも自分に都合の良いところばかり。
「あの夫婦は、奥さんがあそこまで旦那さんを支えている。自分もそんな夫婦に
なりたい」・・・と。

いえいえ、旦那さんも見えない所で奥さんを支えているのですよ。

結婚した夫婦に「結婚してよかったと思うことはなんですか?」と聞いたら、
相手と共に生きていく喜びと答える人が多いだろう。
要するにメリットという概念を超越して、ただ寄り添うこと、共に生きることに価値を
見いだしている。
反対に考えれば、それを喜びとして感じているから夫婦として続いている。

メリットに縛られ、損得だけで結婚を考えている内は、幸せな結婚生活など
できない。
与える喜び、分かち合う喜びをしってから、結婚してくださいな。