自分を取り戻す感覚

まだ、もやっとしていて形になっていないので、読み飛ばしてください。

 

となりの脅迫者 (フェニックスシリーズ)

となりの脅迫者 (フェニックスシリーズ)

  • 作者: スーザン・フォワード,亀井よし子
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2012/06/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 という本を読み返していました。
最初に読んだときはやや冗長に感じ、読みながらZzzzということがよくありました。
でも改めて読むと違った面が見えてきます。

特に

「自己防衛的にならずに対処すること」と「自分の統合性を保つこと」に深く心を打たれました。
今まで自分という存在を感じたり、見たりすることはなかったのに、自分がぐらぐらと左右に振れながらも、ゆっくりと真ん中に位置が定まる感覚が降りてきたのです。
ドーンと自分という存在がいて、それは罪悪感の攻撃にびくともしない というイメージが持てたのです。
芯のある自分に対し、ブラックメールを寄こした人は、刃も立たなくなってすごすごと去るという未来も想像できました。

以前読んだ小説 

 

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

 

 に出てきたキーパーソンのイメージが自分に宿った気がしました。

自己防衛的になりがちな私は、自信も自分もない弱っちい人間で、だからこそ他者の批判に耐えることができず、すぐに否定したくなっていました。
防衛しないと自分が崩壊するんじゃないかと恐れていたんです。
足下おぼつかない、どこかフワフワした存在。それが自分でした。

ところが本を読んでいくうちに、ガッシリしていてびくともしない自分が見えるんです。
そんなこと今の今まで一度もなかった。
頼りない自分しか見たことがなかった。
肩肘張っている自分しか感じたことがなかった。

これってアダルトチルドレンにとっては、すごい進歩だと思うんです。
初めて見た「自分」という存在。
興奮して一睡もせず早朝ブログに書き込んでいる自分がいます。

以前から求めていた鈍感力も、断る力も、「自分」をもったときに一緒にくっついてくるのだと思います。

本に書いてあるように実際の場面に当たると、また逃げたくなるかもしれません。
それでも、私は生まれて初めて自分を想像できた。
その意義は大きい。
これからは、その自分を育てていくステージに入ります。

なにが起こるんでしょうか?