「餓鬼」から「天人」へ

人それぞれ生き様を持ちます。
「ナイ」と叫び続ける人は餓鬼、「アル」と感謝できる人は天人。
その中間の人は畜生だったり人間だったり。

様々な人がこの世界でシャッフルされているのですから、当然餓鬼と天人が交わるときもあるのです。

餓鬼からすると天人はまぶしく心惹かれる存在ながら、そのまぶしさに耐えきれないときもあります。
天人は全ての人に平等に温かく接することは出来ますが、やはり天人と多くの交流を持ちます。

私は数々の天人と交流しました。
でもどうしても、天人との繋がりが出来ませんでした。
どうしてなのか悩んだけれどもよく分かりませんでした。

今思い返せば、私は餓鬼から一歩も踏み出だせず、天人との差を埋めることが出来ていなかったのです。

天人と長い交流を築くためには、私自身が餓鬼->畜生->阿修羅->人間->天人と成長する以外ないんです。
そのためにどこまで他人を見ることが出来るかがキーポイントです。

餓鬼は24時間、自分のことだけ。
そして「ナイ」ことに不満を言うだけ。
それでは先に進まない。
次の畜生になるために少しの「アル」を見逃さす暮らしていきたいです。