言葉の領域、ボディーの領域

人に何かを伝えたいとき、言葉で伝えるには限度がある。
言葉はどれだけ頑張っても理性の助けを借りねばならず、そこに幾ばくかの冷たさを伴う。

そこでボディーによる会話の必要性が出てくる。

言葉だと、宙に浮いてしまうことでも、ボディーなら確実に伝わる。
手を握る、背中をさする、ぎゅっとハグする という行動は相手の心の中に確実に温かい流れをもたらす。

言葉は概念の共有という分野を、ボディーは感覚の共有という分野を担当している。
しかしそのことを、どれだけの人が意識し、実感しているだろうか?

言葉による会話については、様々に論じられることがある一方で、ボディーによる会話については、ほとんど話題に乗らない。乗るとすれば、セクハラなど悪い方の話ばかり。

なんかもうちぃと会話について様々な面から考えなくてはいけないな~と思いました。