人は生まれる前から幸せになるか・不幸せになるか決まっている

親を選ぶことは出来ない
環境を選ぶことも出来ない

我々は神の采配によって、どこにどんな風に生まれるのか決まる。
そして生まれた後の人生の幸せは、生まれる前から決まっている。

幸せな人生になる人は、親からみて他者として生まれてくる。

不幸せな人生になる人は、親の付属物として生まれてくる。

他者として生まれた者は、元ある素質を大切に育てられ、また他の素質を伸ばしてもらえる。
ゆえに、自分が生まれたことにしっかりとした肯定感をもつ。
何事も自分の感覚をまず土台に、周りとの調整を取れる豊かな人間関係を築くこと出来る。

親の付属物として生まれた者は、親の理想と違うことを責められ、矯正され、だめ出しされて潰される。
自分が生まれてきたことは間違いだったと自己否定に包まれる。
何事も他人に気に入られなければならないと顔色をうかがうようになり、ビクビクした意見のない、もしくは反対にオレオレ様の横柄な人間になり、周りもまたそのような人間で固められる。

私はどうあがいても自分の「核」を見つけることが出来ず、人に攻撃されたらされっぱなし、そして我慢の限界が来るとパチーンとキレ、相手をボコボコに攻撃する を繰り返してきた。
口癖は「~なきゃいけない」「~だけしかない」「~すべきだ」。

今なら分かる。
それは全て親から私に投げかけられてきた言葉たちなのだと。

親の付属物として生まれてきた者は、付属物としての人生しか歩んだことがないから、他者として生まれてきた者の陽だまりのような暖かさに心地よさを抱くものの、自身がそうなる術を見つけることが出来ない。

そりゃそうだ、小手先でどぅかなるものではないから。

私という存在を失った人々がどうやって自分を取り戻すのか
それは精神医学の世界でもまだ答えが出ていないように思う。

だから私は私の手でその答えを見つけてみせる。
ー人は生まれた後でも人生を幸せに出来るー
そういう新しい事実を作ってみるのが自分の使命だと思う。