承認欲求が強すぎて苦しんでいる君へ

SNSでいいね!が欲しくてしかたない?あなたがいてくれて良かったといわれたくてしょうがない?

そういう強い渇望に取り憑かれてる人に、伝えたいことがあります。

「手放しましょう」

「何をか」はこれから言います。苦しいと感じているなら、あなたがこだわってる、あなたにこだわりをもたらしてる「何かを」手放しましょう。

囚われてるのは単なる承認欲求なんかじゃありません。もっと生きるのに根源的な問いへの答えが分かっていないから、かりそめの姿をした承認欲求などというものに、惑わされてるんです。人生の貴重な時間を割くのは、そんなかりそめもどきのためなんかじゃもったいないですよ。

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あなたの幸せはどこにあるんだろう?

人から認められたい、と望むその思い。もし十分に叶えられたとしたら、その先どうなるか想像できますか?

「もういい、満足」ってなって、他のこと考え始めるでしょうか。いや、たぶんなりませんね。満足したそばから、もっと派手に認められたい、大勢に認められたいって思うんじゃないですか。

認められることに果てはありません。どこまでも、どこまでも、それを求め、手に入ってもまた求め、それだけで人生終わります。

そのような人生は豊かで実りあるものなのでしょうか。むしろ、何かに取り憑かれて、気の毒な感じがしませんか。

足ることを知らないまま生きるのは、心がひもじいままいるのと同じ。辛く苦しいです。

今あなたが興じているSNSには、そんな果ての無い中毒じみた側面があるのです。そこから出ないと、あなたは幸せにはなれません。

なぜそこまでこだわるのか?

そんなこと言われなくても、頭では分かってるでしょう。けど、心がついて行かないんですよね。どうやっても心に空いた穴が埋まらない。だから埋めよう埋めようって必死になる。

寂しいって感じる心といっしょ。

では、穴の正体ってなんだと思います?案外説明できないんじゃないですか?

なんとなーく足りないって事象の集合、みたいな感覚はあっても、何とは言い切れない。

遠い過去に、親にあたえてもらえなかった愛情なのでしょうか?
とかいうと、「毒親」などといって原因を親に求めてしまうのですが、今更親に詰め寄ったところで、謝罪をされるはずもなく、こういう解決方法は袋小路化します。

それでは、穴の正体はなんなのか?

こたえは、「幻」です。勝手に自分で作り出した「まぼろし」なんです。その幻が埋まれば、ボクは幸せになれる、というおとぎ話から抜けたくなくて、いつまでもしがみついてる。ようはご都合主義のファンタジーに酔ってるだけ。だから「幻」を求める気持ちを手放しましょう。

現実はあなたが思うよりずっとピリッとしています。そこで私なりに見つけた現実を、ここでお伝えします。

「お前の価値感、クソ食らえ」です。

汚い表現でスイマセン。ただ汚い表現であることにも意味があります。ようするに、人からは見たくもないくらい私の価値感ってクソな存在なんですよ、ってことに気がついて欲しくてこう言っています。

この中のお前というのは、相手から見た自分を指します。つまり、相手からみると、私の価値感など、取るに足らぬものに見えることを表しています。

私が愛でてた私という存在すべてが、相手にとってはクソレベル。どうでもいいわけです。この他者と自分に横たわる隔たりの大きさが、ピリッと辛いんです。

これはあなたに価値がない、と言ってるのとは違います。あなたの価値は、あなた自身で決めていい。生かすも殺すもあなた次第。他者を挟まず、あなた自身の手で、すべて決めるというところに、自立と尊厳が宿るのです。

結局、苦しみの根源は、
まぼろしに踊らされておとぎ話から抜け出せずに、自分で決めるべき事を他人に放り投げてきた、その人任せで受身的な生き方そのもの
にあったのです。

何に取り組むべきか?

ですから、これを正すには、「どうやったら自分で自分のことを決められますか?」とか、「どうやったら受身的な生き方を卒業できますか?」という問題に取り組むべきです。

SNSのいいね!の集めではありません。

そしてあなたの手元にあなたをたぐり寄せるとき必要なのは、「あなた」をつよく感じる経験です。誰かにあなたをうつす鏡になってもらって、あなたの考えてることを今以上に感じて ”ほぅ、こんな風に感じてるのね” と深く噛みしめる。その経験を通じて、自分というものの実体を掴めるようになると、他者の反応など気にも留めなくなります。

親の愛情が不足していても、親がいい加減でも、子供は自らの手で人生を立て直すことができる。私はそう思っているし、願っています。

あなたの人生を自分以外の誰かに委ねてはなりません。あなたの、その優しく温かな手で、あなたを幸せにしてあげてください。