何を言ってもNOと断られてしまう人がやってる過ち

たいした提案じゃなくても、いい返事をもらえない。そういう経験ありませんか?

実はそういう提案に限って、「自分はこうしたい」とか「こうしなきゃマズいことになる」といったニュアンスが前面で出ています。
聞かされた方は、その押しの強さに閉口して、遠巻きに「あー、いーわ」と断りを入れてきます。

相手のことを考えず、思うままに提案をすると、どうしても嫌われてしまいます。思うままを口にした時点でエゴが垂れ流されているからです。
そういうことを平気でする人は相手を大切に思っていません。下手すると、やりたいことにつきあわせるお供くらい思っている。その自己中心性が相手に「なんだかなぁ…」という思いを抱かせているのです。

人は自分を大切にしてくれる人を大切にしようとし、粗末にしてくる人には、粗末な態度で返そうとします。ということは、相手の振る舞いは自分の行動の写し鏡ってことです。

もし望む返事を期待するなら、まずは自分から「相手を大切に思っているよ」という気持ちを鏡に写す。そのために、相手にとってのプラスが何かを考えて、言葉を準備する。そういう労を惜しまず、むしろ喜んで考えるくらいの気持ちが自然と生まれたとき、いい返事への扉が開くのだと思います。