ACからの脱却経緯

アダルトチルドレンから脱却しつつある今、どういう経緯をたどってここまで
たどり着いたのかmemoしておく。

アダルトチルドレンと気付いた期

 カウンセリングを受けて、母親の話をすると涙がよく出た。涙の理由は心当たり
 なし。
 より詳しくカウンセリングで、親子関係をたどっていくと、母親から相当の圧力を
 受けていたことが判明。
 インターネットでアダルトチルドレンという単語を見つける。

アダルトチルドレンとハッキリ認識した期
  

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

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子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方

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心の傷を癒すカウンセリング366日 (講談社+α文庫)

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  など有名書籍を読みあさって、自分がACに当てはまることを強く認識した。

自分への愛が必要と気付いた期
 『「普通がいい」という病』(泉谷閑示著)で今までの常識・思いこみが心に弊害を
 もたらすことに気がついた。愛の本来の姿におぼろげながら気がついた。
 カウンセリングを通して、自分が如何に自分を縛り続けていたのか、少しずつ
 分かってきた。

本来の姿を探している期
 芸術と親和性の高い自分の性質を活かして、横尾忠則の対談集や夏目漱石の
 講演の書籍を読み、自分の中でかみ砕く。
 頭の支配と心の有り様がだいぶ分かるようになってきた。

アダルトチルドレンであると認識した日から2年ほどで、人間の本来を捉えられる
までに変化した。
経てきた経験は、AC脱却のためにどれ一つ欠かせなかったと思う。
ACの脱却方法について述べている書籍もあったが、結局自分の心に落ちてくる
のは、必ずしもACに特化した文章ではなかった。
むしろ身近にある草花だったり、犬の存在だったりといった、何の変哲もない
ことに、ふとあるとき気付かされて、自分がどうあればいいのか悟った気がする。

恣意性のない存在は有り難い。
人は、打算・保身など要らぬ支配に惑わされているため、自分の目標とする
ロールモデルに適した人を見つけるのは難しい。
自然とか動物は、”わがまま”で生きているから、それを師と仰げばよい。

ルソーは、人は生まれながらに良くできていると言った。
ただし生まれながらの真っ白なまんま生きていては、世に適応できない。
やはり人生は螺旋状に変化していくもので、最初真っ白、徐々に黒くなって、
そしてまた白く戻るといった変化を経ての白が、力強い白を保てる秘訣なのでは
なかろうか。(白:心のままに純粋 黒:計算高くズル賢い)

黒くなってから、白ってどんなんだっけ?と忘れてしまい、白に戻れないまま
苦しんでいる人が多くいる。
そういう人は、是非最初から最後まで白で居続ける存在を見つけて、過去の
白かった感覚を思い出して欲しい。