年の差恋愛は楽

女性が一回りほど上の男性とつきあうと、居心地がよくてやめられなくなる。
理由は男性に 経済的余裕がある/話を聞いてくれる/女性慣れしている/知識が豊富
など オトナな面が多いから。
そりゃ確かに。

女性が若い感性と肢体を提供する代わりに、男性は豊富な資金と余裕を提供する。

それ自体はつりあっている。見事なまでの 物々交換。
つりあっているから、葛藤がない。

同年代とつきあって、振る舞いを見て「ダッサ~」と落胆しなくて良いし、「お金をかけて
くれない」と嘆かなくてよいって、心理的に安定すると思う。

だけど私は違和感を感じる。

年上のそんなステキな男性には、妻子がいて、その妻子を裏切って自分と逢瀬を
重ねているということは、実はその男性は軽薄であることを物語っている。
また人間の発情期間は4年程度なので、4年経てば自分も妻と同じポジションに
位置づけられ、情でのみつきあうことになる。
どうも不幸の香りがする。

それと付き合いに葛藤がないってことは、葛藤を感じるチャンスを失うってこと。
だから、本来経験すべき、ぶつかり合って、悩んで考えてというプロセス
が、体よく略される。
すると未来本当に葛藤に向き合う必要性が出てきたとき、精神的に未熟な自分に
苦労する。

年齢にあった経験を重ねないと、いつまでも夢見る夢子ちゃんという泥沼に
はまりこんでしまう。
自分が若くなくなったとき、同じ年代の男性は興味がない、年上の男性は
もっと若い女性が好きという・・・で、だれともつきあえなくなっちゃうよ。

一過的にオジサンとつきあうのは楽しいと思う。
だけど友人くらいでとどめておいた方が良い。
甘い蜜は一度吸ってしまうと、快楽を招く薬と同様忘れられなくなるから。
蜜はいつまでもでてくるわけじゃありませんよ。