モテる人とモテない人の分かれ目

同じ立場にいるAくんとBくんを見ながら、Aくんはモテないんだろうな~というのが
如実に分かる体験をした。

私はAくんとBくんを同じようにもてなした。

Bくんは、帰り際私に御礼を言い、Aくんは何も言わずに帰った。
違いはたったこれだけである。

人は自分が頑張ったことを認められたい。
そして今回私が行った「もてなす」行為は、それなりにがんばりが必要だ。
私は御礼を言われるために頑張っているのではないが、ちゃんと御礼を言ってくれる
人にはいい印象を持つ。

御礼を言うことによって
「私は貴方の労をねぎらいたいです。御礼も言いたいです。」という考えが伝わる。
すると御礼を言われた私も「ちゃんともてなしを受け取ってくれてありがとう」という
気持ちになる。
こういうことが繰り返し行われると、互いが言葉の奥でコミュニケーションできるように
なり、心の結びつきが発生する。それが時に恋になるのだ。

ところがBくんはもてなされるだけもてなされて知らん顔。
まるで「オレもてなして欲しいとか思ってないし、勝手にやったことでしょ」と言っている
ようである。
そうすると私とのコミュニケーションは表面的な物に留まり、心の結びつきは
発生しない。
私が何回Bくんとあったところで、互いになんの力も発生しない。これがモテない状態。

たぶん、今回の場合のようにもてなすというはっきりとした行為がなくても
「声を掛けてくれてありがとう」だとか「思い出してくれてありがとう」みたいに
些細なことでも御礼を言える人間が、モテる人なのだと思う。

コミュニケーションは、なにも言葉の上だけで行うのではない。
言葉は心を表す手段。心がやさしければ、思いやりのある言葉が出てくる。
心でコミュニケーションしようと心がけることが、モテるとモテないの分かれ目かも
しれませんね。