木嶋佳苗がモテた理由

何故、木嶋被告がたくさんの男性とつきあうことになったのか?
多くのお金を集めることが出来たのか?
不思議に思う人は多いだろう。

でもちょっと考えてみると、からくりがわかる。

仕組みは、男性用恋愛シミュレーションゲーム(ラブ+など)を開発した方法やキャバクラ
と同じ。

-自尊心をくすぐる-

女性とつきあった経験のない人、恋愛から遠のいている人にはある共通の心理がある。それが、”男性として賞賛されることへの飢餓感”。
夫をおだてれば、家事をすると言われるように、男性は賞賛されるとうれしくなって、つい良い所を見せようとする。
木嶋被告は、それをよく知っていた。
おそらく、「いままで出会った中で最高の男性。結婚を考えるほど素敵な人!」とのっけから持ち上げたり、「あなたに尽くしたい。美味しい料理で毎日もてなしたい!」と献身アピールしたのだろう。

これらの台詞は、賞賛飢餓感が強ければ強いほど、強烈に効いてくる。
いままで異性に虐げられ、相手にされなかった過去を持つ男性は、「やっと自分の良さを認めてくれる人に出会った」と心の底からわき上がる喜びを噛みしめる。
喜びを前に、相手の容姿の美醜に対する違和感など、軽く吹き飛ぶ。

一旦喜びで満たされると、どうしてもそれを手放したくないと思う。
そこへ「支援をして欲しい」と言われる。これをきっぱり断れる人がどれだけいようか。
どこかで怪しいと思いつつ、長年願っていた心満ち足りる時間をやすやすと手放すことは、たやすくない。それに良い所を見せたいという意地もある。
結局、自分に負けてお金を出すことになる。

詐欺の手口としては、確立されている常套手段。
ターゲットは、心が飢餓感であふれている人。
飢餓感が邪魔して、正常な判断が出来ない。そこへつけこむ。

男性にそこそこの恋愛経験があれば、のっけから持ち上げられることに違和感を感じる。
いきなり自分を好きになる人などいないことを知っているから。
仮に一目惚れだとしても、そういうアプローチは、自分勝手なものが多い。従って出てくる言葉は「つきあいたい」など自分の希望。持ち上げてくる言葉もどことなく自分よがり。
それが「あなたに尽くしたい」といった相手目線でこられると「営業か?」「宗教か?」と勘ぐる。

木嶋被告は、モテたのではなく、心理操作が得意だっただけ。

心理操作で恋愛経験の乏しい人を騙すのは、簡単。
セオリー通りに話をしていけば、ある程度の恋愛経験者を騙すことだってできる。
だから、心理カウンセラーはたくさんの患者に求愛される。
なんといっても、長年の飢餓感を満たしてくれる人だから。

心理操作の上に成り立った恋愛もどきって、そう長くは続かない。
所詮ニセモノの箔ですから。

ですから木嶋被告に学ぼうとしている女性の皆様、あまり参考になさならい方が
いいと思いますよ。