メールの返事(2013/05/10)

sheruさんへ

こんにちは。ACとして生きにくい人生を歩んでこられたのですね。

私がACとして実感するのは、自分が助けられる・救われるというのは自分があがいて発信して、なにかを作り上げたときに初めて訪れるものだということです。

最初の頃は泣いてばかりで、カウンセラー頼りの日々でした。
助けて欲しいと思えば思うほど、孤独の実感が押し寄せてきて辛かったです。
ですが、結局自分の人生は自分で背負うしかなく、その覚悟ができ、いろいろ探し求めているうちに、自己と対話すること、自分の感情を素直に文章化することで自分を引き寄せることができました。

お勧めの本などはこのブログの中でも紹介していますので、ぶらぶら閲覧ついでにチェックしてみて下さい。

私は子供がいない人生を悔いたことはありません。
それが自分に与えられた力量に見合う人生だと思っています。
子供を育てない分、ACで苦しんでいる人の心を育てる手伝いをすればいいと思います。
命は作るものではなく、育むものです。
それは赤子でも成人でも一緒。

私が我が子を笑顔にしなくても、目の前の他者を笑顔にすることが出来ればそれもまた命を育むことになります。
人生はいろんな解釈ができます。
「こう!」という固定した価値観を持たずに、多様な視点で探ればまた、自分の人生の意義を見いだせる日がやってくるかもしれません。
悲観するより前を見て歩く。
そうすれば、おのずと道は拓けます。

KOMA