優秀な人が出来ないこと

優秀な人はなんでもデキルと思われている。
しかし優秀がゆえに出来ないことが一つある。

それは…

他人に存在意義を与えること。

平凡な人は自分が出来ることに限界があるので、おのずと人に頼ることになる。
頼ることによって、相手がいることの意味を自然に与えることになる。
ところが、優秀は人はすべて自分でやってしまうので、相手は自分の意味を与えられることがない。
だから優秀な人は孤高である。

しかし超一流ともなれば話は別だ。
自分の限界を知り、相手の才能を見出すことに長けた人は、相手に仕事を依頼し、仕事を意義あることとして受け取る。
相手を気持ちよくさせる。その結果、相手は自主的にもっと尽くしたくなる。

役職が上がれば上がるほど束ねる人数が増え、大きな結果を求められるのは、この超一流を期待されるがゆえだ。

ということで、話を戻すと
自分が優秀だからといって、相手の仕事を奪ってはならない。
時として、相手の不出来さに耐えて、相手の優れている所を見つけるという気の長い仕事も必要だ。

仲間から敬遠される優秀な人は、普通の優秀止まり。
仲間から信頼され慕われる優秀な人ほど、真の優秀者也。

優秀だけど、周りに人がいない人ほど我が身を見つめ直せ。
とくに優秀だけど刺々しいバリキャリと呼ばれる女性は、今一歩自分を省みる方がよいだろう。(かわいらしさとは、相手を信じ、優れている所を見つける才能でもある)