私が弱いから、本当に付き合う人が選べなかった

今から遡ること三年前、古くから付き合いのある人が家へ遊びに来た。
その人とは学生時代の思い出を共有したこともあり、強引ではあったけど遊びに来たいとせがむので、まいっかと承諾した。

来られるとなにかと世話をしなくてはいけないので、手間だなぁと思いつつ、相手の「もう、職場の周りが年齢低くて全然話合わないんだよね。同年代のKOMAとなら安心できるわ」という一言に嬉々とする自分がいて、なんとかその場を乗り切ってきた。


でもやっぱり後で、”なんだか都合よく使われてねぇか?”とか”30才もとうに過ぎたのに、未だ『私の洋服カワイイでしょ?褒めて!』とか言われなくちゃイカン?”といった疑問がムクムク胸の底から湧いてきて、後悔とやるせなさでいっぱいになった。

でも一番腹が立つのは、そんな相手でも求めてしまう弱い自分だった。
今でこそ、つきあいたくないと思う心に素直で居られるが、当時はまだ一人でいることが怖くて怖くて仕方なかった。
だから違和感を感じる相手でもしがみついていた。
弱い、めっちゃ弱い、私。

情けないッス。
ちゃんと善悪、快不快を見分けなくっちゃ、自分を守らなくっちゃ。
世の中には自己中心的で、他人に迷惑を掛けてもなんとも思わない人がいる。
その人の餌食に自ら成り下がること程、自分を卑下することはない。
私たちは皆等しく自尊心をもって良いのだ。
嫌なものは、嫌、それでえーやんけ。