虐待する母の気持ち

親からされたことを、自分の子にしてしまう負の連鎖。
知らないうちに鬼の形相になり、気づいたら子供に手を挙げていた。自己嫌悪。
虐待はしたくてしてるんじゃない、何かのスィッチが入って自動的にしてしまうんだ・・・そんなことを実感してしまう出来事が自分の中にありました。

 小さいときに受けた心の傷がぐっと掘り返されて、”私も親に従って我慢してたんだから、目の前のオマエだけがラクラク生きられるなんて許せねぇ~!!”って感情が湧き起こるんです。

感情を殺し、自分を閉じ込められた過去の自分が、うわぁ~~~って叫び暴れ出す。

くっそぉ、くっそぉ、くっそぉ、なんで私だけ?普通に愛されない?お姉ちゃんだからって?お母さんのご機嫌取りばかり。
なのに、今度は自分が大人になって、まだ人のご機嫌取りしなきゃいけない?私がご機嫌取りされる番だろう?
でも、そーならない。
ずっと搾取される側。そんな人生が辛くて、弱い者に当たり散らしてるってことが、虐待なんだと思う。

自分に子供がいなくて、本当によかったと思う瞬間。
少子化には、虐待により傷ついた心を持った人間も深く関係しているのです。