婚活した上で気づいた納得の答え

「婚活サイトは遊び目的の男性が多くて、結婚相談所は頼りない男性ばかり。やっぱり身近で探すしかないのかなと気づきました。」という39歳女性の談。

「そりゃそーだ」と深く頷いてしまいました。

申し込む男性からしたら、婚活サイトは料金の敷居は低い分、フォローがないので自分から積極的にいくしかない。もともとの性格が積極的であれば、女性を口説くことなど朝飯前。一人の人に決められず、もっといい人がいるかも!と往生際悪くサイトを渡り歩いた結果、遊び目的と捉えられることも。


結婚相談所は、料金の高い分、男性は多くの見返りを求め、その見返りには美人が紹介されるであったり、自分よりうんと年下と出会えるであったり、はたまた結婚まで相談所がお膳立てしてくれるんでしょ?期待が入ったりする。
つまり自分は高い金を払った客であるから、もてなされるのが当然と思っている。
そんな心持ちだから、自分からエスコートして、とか、積極的に動いて、とかいう観念が欠損し、頼りない男認定される。

どちらも、業態の成り立ち上、集まりやすい男性の特性が決まっているので、女性から見たとき、結婚に結びつきにくそうな集団とされる。
成婚するには、まさに針に糸を通すような根気の要る作業が必要。

そこで件の女性が言った「身近に探す」が偏った集団に帰属しない、いわゆる平均的な人物像に出会う手段なんだと、結論づけられる。
いくらネット社会が発展しても、結婚した二人の出会った場所のトップが職場や学校であることを考えると、これはまさに正論である。

私たちは遠くにあるもの、未だ見ぬ未来を素晴らしいことと思い、目の前にあること、足元に転がっている事象を大して気に留めない。
しかし、自分のいる集団こそが一番、文化・生活レベルが似通った人々の集まりなのであるから、結婚を生活と捉えたときには、今の延長という意味で苦労なく移行できる最適な相手である可能性は高い。

もし今周りに居る人が自分と合わない人々だと思うなら、結婚してステップアップより、居る場所を変えてステップアップしてから、そこで出会うの方が理にかなっている。

婚活は、まず自分の身の回りを探せ。いなければ、自分の居る場所を変えろがセオリーなのかもしれない、と思いました。