アスペルガー夫を持つ妻の行く先

何を言っても関心を持たない。
やりたい事だけをやる。

アスペルガーの夫を持つと、疲れますよね。
そんな妻の行き着く先を挙げてみました。

ご自身がどうしたいのかを考える参考にしてください。

ルート1(外因型思考)

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ルート2(内因型思考)

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ルート1の説明

ルート1を歩む人は、「他人にこの困難の原因があり、ゆえに他人がどうにかすべき」という考えです。自分の外に理由(因果)があると考えているので、「外因型思考」と名付けました。
ほとんどの人は一度はルート1をたどります。
これが一般的なルートだからです。

心が弱ってる時、誰かのせいにしたくなるのは当たり前。
特にアスペルガーの夫を持つ妻は疲れ切っています。思考力も低下しています。だから流されやすい方向「外因的思考」にたどり着きます。

別にこれが悪いといってるのではありません。
ただ自分は今こういうルートを【選択】してるんだな、という自覚は必要です。

ルート2の説明

ルート2を歩む人は、「自分に困難の原因があるのだから、自分でどうにかすべき」という考えです。自分の内に理由(因果)があると考えているので、「内因的思考」としました。
最初からルート2をたどる人は稀で、ルート1の途中まで来た人がルート2に切り換えます。

誰かのせいにしていれば、確かに楽。でもそれだけじゃ解決にならない。究極まで追い詰められた妻が考え抜いてたどりついた先が「自分の捉え方を変えればいいんだ!」という悟り。

ここまでくれば、今自分でこういうルートを【選択】してるんだな、という自覚は持てます。むしろ持ってなければ、そもそもたどり着けていない。

なぜアスペルガーと結婚してしまったか

星の数ほどの男性の中から、なぜアスペルガーを選択してしまったか。それを問うたことはありますか?

頭が良いから / 顔がいいから / 適齢期で後がなかったから / お金を持っていそうだったから / 相手がネコを被っていたから。

確かにいくらでも理由はありそう。
でもこれらの理由は「ご自身がどうしたいのか」という意思とは無関係で、全て「どう与えられるか」と絡んでいます。
この「与えられる」が意思決定の根幹を成しているから、「自分に合ってる人」を選べなかったんです。

なぜ相手をよく見て、目に付くところは話し合わなかったのでしょう。

与えられることに目がくらんでいたからです。
強欲という意味ではありません。
失うのが怖い、話し合う勇気がない、自分の意見を相手に納得させる自信がない。

そうやって恐怖の影にかくれて、耳障りのいい「与えられているもの」を見てばかりいたから、問題が見過ごされて、今に至った。

これは、今だけの問題ではありません。将来にも適用されます。ですから離婚して、再婚したとしても、また同じ轍を踏むことになるでしょう。
遅かれ早かれ夫への不満に満ちた日々が舞い戻ってくるのです。

相手がアスペルガーがどうかなんて関係ない

結局のところ相手がアスペルガーかどうかに関わらず、「自分がどうしたいのか、そのために何をするのか」を決めずにいる人は、破滅型の人生を歩みます。

スーパーマンのような人が現れて救ってくれるなんてことはない。
基本的に自分の問題は自分で解決するのです。

でもそれじゃ苦しいですね。だから共に戦う仲間が必要です。

同じ境遇の人を探す。
人は他人の愚痴や悩みなんて聞きたがりませんが、同じ境遇の人なら共感を持って聞いてくれます。

その仲間と共に手を取り合って、思い切ってルートを変えるという選択をしてみませんか?