貴方がバカにされる・軽んじられるという悩みを一発解消!

「いてもいなくてもいい扱いを受けるんです。」
「誘われるのは一番最後。誰かの代わりというのが多いんです。」
「一生懸命尽くしても、結局感謝されません。」

こう言って、悲しそうな顔で私の前に座る患者さん。

分かる、よ~く分かるよ。かつての私もそうだったし。
何をやっても空回り。報われぬ思いを抱いたまま、生きていかなくてはいけない絶望にうちひしがれる。

でもね、結果にはかならず原因がある。原因さえ掴めば、苦しみから抜けられる。だからちょっと考えてみよう。

自分の立ち位置を変えてみる

まず、自分と相手を置き換えてみる。あなたが相手を足蹴にするとき、どういった心持ちになっているだろうか。
・相手のやってることが的外れ
・できれば一緒にいたくない
・コビを売られてるようでイヤ

ではこんど立場を戻すと、相手にそんな感覚を抱かせてたんだ!って驚く。自分では全然そんな「つもりはなかった」。ただ仲良くしたくてやってた。なのに、なにこのズレっぷり!

自分の意識(「つもりはなかった」)と相手の感じたことが一致していないから、かみ合わずに空回りしている。だからギアを合わせよう。相手の歯車の形をきちんと見極めよう。

バカにされる・軽んじられるからの卒業

具体的には「何を言葉にすれば、相手の心に食い込めるのか」を探る。

たとえば、あなたは作業を頼まれて、依頼主の根底に”アンタならペーペーだし仕事をふっても平気”という思いが見て取れたとして、そう言ってきた相手の気持ちを考える。

心に浮かんだのが「あー、こんな仕事誰にやらせよう。考えるの面倒だなぁ~」だとしたら、その思いを汲んで、「○○さん、いつも誰に仕事振るか悩んでて、大変ですね」と声を掛ける。

すると「なんだ!私のこのもやもやっとした気持ち、分かってくれてんじゃん!」となって、最終的にこちらが仕事を受けたことに感謝してくる。少なくとも分かってくれた貴方に、なんらかのお返しをしようとする。

となれば、貴方としては相手に大切にされたこととなり、バカにされる・軽んじられるから卒業できる。

相手を大切にするから自分も大切にされる

相手の歯車にふさわしいギアを提供できるかどうか。それがあなたの軽んじられる度合いを決めている。

それほどに、人の気持ちが分かることは、己を大切にされることへとつながっていく。
だからまず、自分がこうされない(凹む)と悩むのをやめて、どうやったら相手を理解できるかに心を砕こう。それは、自分を削る行為ではない。自分はそのまま、単に相手をよく知るだけの行い。

あなたに負担はかからない。それは上記の例からも分かってもらえたのではないだろうか。