30歳過ぎて、恋愛経験が少ない人に引くのはなぜ?

22、23歳ならまだしも、30歳超えておつきあいした人が一人で且つ交際期間が短期間
(3ヶ月くらい)という人の恋愛話を聞くと、なんとなーく引いてしまう。
恋愛は全てがバラ色のすばらしい面だけではなく、他者という存在と孤独という事実を
見据えねばならない厳しい面を持つ。

恋愛関係は、それ以前に人間関係なのだ。

互いが惹かれあったとしても、お互いを思いやる心がなければ、近寄るほどに
傷つく。傷つくから、どうしたらよいのか一生懸命考えて、自分を変えていく。
自分を変えながら、自分を成長させ、恋人だからではなく人間として心地の良い間柄
を保てるようになる。

が、人生にはステージがあって、大人になって幼稚園のお遊戯をやらないように
青年期のはちゃめちゃな恋愛は、30歳過ぎた大人には無理なのだ。
だから30歳過ぎて、一人の人と長くつきあったわけでもないのに、恋人が一人
でした、とか全然いませんでした と言われると「あちゃー、ちょっと遅かったね」
ってな印象を受ける。

そういう人に限って、夢見る夢子ちゃん的な恋愛を欲しがる。
容姿に優れていて、優しくて、自分を全部受け入れてくれる人が現れるハズ♪
もしそうなら、なんで「婚活」と世間が騒ぐのだ?そうならないから、なんとかしよう
と皆さんもがいているでしょう。

私個人としては、待っているだけの恋愛も、猪突猛進の恋愛も違うなあ~って思う。
恋愛をしたいのなら、自分の心を手入れしてやり、他者のことを丁寧に見、自分に
素直になればいい。異性がいる場所に出かけるのは大いに賛成だけど、ただ
恋をする相手を求めようと必死の形相で出かけていっても、殺気ばかりが醸しだ
され、周りからはどん引きされるよ。

恋愛はすべきものではなく、しちゃうもの。
自分に素地があって、相手にも恋をするにふさわしい素地がそろっていれば、
出会ったときになんらかの化学反応が起こるハズ。
肩の力を抜いて、素直に相手の人間性を見れば、顔とか地位とかではない
相手のすばらしさが見えてくる。
そういう恋はけして、夢見る夢子ちゃんの恋ではないよ。