「モテる」とは他人から受け入れられてる度合いじゃなく自分が受け入れてる度合い

10~20代前半までの恋愛は、容姿の重要性が高い。
一目惚れに代表されるように、自分の好みにドンピシャの相手を好きになる。
このときは、相手がどのような態度であろうとも、一方的に沸いた「好き」という感情だけで相手に告白をする。

しかし年齢を重ねると徐々に、先天的に与えられた要素の重要性が減り、代わりに後天的に手に入れた要素の重要性が増す。

弾丸的にぶつかっていた恋愛が、穏やかで温かみのある恋愛にシフトするのだ。
そんなとき心惹かれる相手とは、「笑顔で話しかけてくれる」とか「いつも自分の話を聞いてくれる」といった<こっちを受け入れてくれてる度>の高い人。
一緒に居て安らげることに重きを置くようになるのだ。

だとすれば、世の年齢を重ねた女性は外見を磨くことよりも、自分が相手にどのような態度を取っているかを省みる方が、有効だ。
「貴方(男性)を受け入れてますよー」という信号を出せば出すほど、男性は心を許し、女性の持つ包容力の魅力に取り付かれてしまうことだろう。

「モテる」というのは棚ぼた的に降ってくるものではなくて、自分が普段から他者に対してどのようなマインドで接しているかの結果として現れる状態に過ぎない。
即ち「モテ」ないということは、どこか他者をつっぱねたり否定したりしている結果として現れた状態なだけ。
そこをひょいと変えることができれば、今日のモテないは明日のモテるに変身する。

美人だからいいでしょ。金持ちだからいいでしょ。というのは本当に人を愛するすばらしさを知らない渇いた心の持ち主の言い分。
それは単なる一要素に過ぎないのであって、恋愛の本質は愛人契約ではない。

自分は果たしてどのくらい他者を受け入れる態度を表しているだろうか?
私は、結構ムスッとしているし、初対面の人には疑心の方が先に現れる。
だからモテるなんてことは全然なかった。
今では、もうちょっと笑顔を心がけておけば良かったなと後悔。

ということで犬の散歩中なるべく笑顔で挨拶を心がけている。
そういう小さなところからでも、人は変わることができると信じてます。