成婚しない理由を自分以外にあげつらう人々

結婚を希望しても、たどり着かない人にその理由を尋ねると、責任回避とも
とれる答えが出てくる。

・出会いがない
・容姿に自信がない
・経済力がない

同じ状況の米国人に質問したら、このような解答が返ってくるのだろうか?

20歳過ぎたら、自分で自分に責任を取る。その代わり権利も発生する。
ところが日本人は20歳過ぎても、年齢がおこちゃまのまま。
〈周りが自分を世話してくれないから〉〈授かったもの(容姿)が不満足だから〉
〈手に入った物が異性に魅力的に映らないから〉と他の人や環境のせいにして、
ぐじゅぐじゅ文句ばかり言ってる・・・。

その時点で、一緒に生活する力がないことは明白なので、誰も寄ってきません。
だから、出会えない。本当は自分の文句が周りを遠ざけているだけなのに。

その状況でお見合いをしたら、上手くいくのでしょうか?
お見合いといえども、自分の意志を表し、相手と相手の家族に責任ある態度で臨ま
なければ、話は流れてしまいます。

まあ、厳しいことを言えば、自分の責任も取れないようなら、パートナーを
守り、社会に貢献する子孫を残す力量はないのですから、自然の力によって
淘汰されるというのも、一種の流れなのかもしれません。

--------------

人生がバラ色のまま、なんて人はいません。
隣の人がバラ色の人生を送っていそうに見えるなら、影ながらやっている努力があり
ます。
それが、問題から目をそらさずに、勇気を持って対処すること。

出会いがないと嘆くより、出かけていって多くの人と交流する。
笑顔で人に接し、年齢性別分け隔てなく親切にする。
自分の容姿の欠点を自覚し、髪型やファッションでカバーする。
経済力に勝る魅力(傾聴力・異性への理解力等)を見つけ、磨きをかける。

後ろ向きな人生を歩む人ほど、一つでも問題があると、自分は全部ダメのような
白黒思考をしています。
人間は良い所と悪い所が同じくらいあります。
悪い所があったら、良い所があるという証拠です。
なにを落ち込むことがあるのでしょう。

いいですか。
家柄が良くて、容姿端麗で、学もある人は、そうでない人の心の痛みは、どうひっくり
返っても共感できないんです。

貴方が恋人やパートナーとして選ぶ人は、完璧な人でしょうか?
違いますね。
デコもボコもある人間らしい人です。
その人と心を通わすのに最強の武器、即ち”傷ついた諫めな気持ちが解る”という
技をすでにもっているではありませんか。

後は、その技を駆使して、相手の傷を癒す助けをすれば、それで貴方は立派に
魅力的な人になれる。

そうなるために、まず一歩。自分の問題と向き合い、把握し、改善していってみて
ください。
逃げの人生から、攻めの人生へ、スイッチ転換してくださいね。