不倫の心理について考えてみよう

不倫とは配偶者を持つ人間が、他の異性と恋愛関係を持つことである。
結婚とは相手と共に一生暮らしていく覚悟をすることである。

なぜ不倫はいつまで経っても減らないのか?

それは弱い人が強い人に変化できないからだ。
既婚者で不倫をする者は、一度決めた結婚の覚悟を自らフイにしている。
「前の覚悟はナシね」・・・と。
つまり自分の決めたことに、責任が取れないのである。
なぜ責任が取れないか。それは本当は自分で決めたのではないから、もしくは
自分で決められるほど精神が成長していないから。

-結婚した理由- 
<結婚する歳だから>、<周りから結婚を急かされるから>、<好きではないがこの人
しか相手がいないから>、<妊娠したから>、<何年かつきあったから>・・・。
おそらく結婚の決め手は、自分の中にあったのではなく、外にあったのだ。
そして流れに任せて結婚した。
心には、結婚の決意ではなく、結婚せざるをえない諦めを抱えながら。

そういう人間は、「足るを知る」ことができない。
結婚相手に、アレがない、コレがないと不平不満を持つ。
そして、不満を補うかのように外に満足を求める。
それが不倫である。

独身者で不倫をする者は、孤独と向き合う力がない。
異性に求められない自分に自信をなくしている。
そんなとき、既婚者が寄ってきたら、もしくは好みの既婚者が周囲にいたら、
その懐に飛び込みたい。将来苦しいのは分かっていても、今の痛みに耐える
ことができない。
そして不倫が始まる。

既婚者は、心の穴を埋めたいのであって、伴侶を求めているのではない。
だから独身者はいつまでも結婚にたどり着けない。

結婚してから好きな人に出会う確率はゼロではない。
好きな人と恋をしたいのは、人として当然だろう。
だからといって不倫をするのは正しい選択なのだろうか?
何かを選び取るということは、何かを捨てるということである。
捨てないけど、手に入れたいは、都合が良すぎる。

弱い者同士、肩寄せ合っても、やっぱり弱い。
最後は互いに傷つき、疲れ果てるだけ。

だから最初から何を選ぶのか、何を捨てるのか決めて、恋愛に取り組むのがよい。
人の恋愛は自由だ。
自由だからこそ、責任もある。
責任の取れる範疇で、自分の行動を決めましょう。
そして不倫するなら、周りへ相談しないでください。
不倫という悩みを自らで受け取る覚悟のない人間が、不倫するなんて言語道断。