汚い言葉を使ってはいけない理由

ババァとか、死ねとか汚い言葉を使ってはいけませんと習います。
汚い言葉を使う人に対し、人は悪い印象を持ちます。
なぜ対象に対して汚い言葉を使うと、発言している当人の印象が悪くなるのでしょう。

私の経験だと、言葉は心理の鏡だと思います。

あの女性という代わりに、ババァというのは、女性という単語を知っていても、冷静に
その単語を選択できない理由があるのです。それが例えば、その女性のある言動に
よって、自分が傷つけられた場合、女性と(丁寧に)言ってしまえば、相手を認めたこと
になる。だけど到底自分を傷つけた行為は許せない。だからババァという単語を使って
自分の心の外に、その女性を追いやっているのです。
そんなときの発言者の心は、他者を敵とみなし、自分を守ることだけに執心しています。
第三者から見て、そのような心の持ち主に近づいても、自分もその女性と同じ他者と
いう分類ですから、攻撃される可能性があるわけです。
それで、近づきたくない==印象が悪い となるのです。

若年層が汚い言葉を使うのは、今まで無条件に受け入れていた親と距離を置き
自分を確立するために、一旦親を追い出す必要があるからです。
ある時期汚い言葉を使って、「もう、親の支配下にはいないよ」と親と自分にいい
聞かせる。そして自分が親から分離できれば、追い出す必要はなくなるから、また
元の美しい日本語が使える若者になるのです。

汚い言葉を使うことそのものは、自分の心を守る行為とも相通じますから、一概に
否定されるものではないと思います。
ただし、長期に渡り汚い言葉を使うとしたら、それは問題です。
どうして、汚い言葉を選択せざるをえないのでしょう?
それを考えたら、自分の心が透けて見えるのではないでしょうか?

異性にモテたい皆さん、汚い言葉は恋人候補を遠ざけます。
それはあなたが汚い言葉を使うことによって、あなたの心の状態が露呈している
からです。
素敵な恋人を見つける前に、汚い言葉を使う自分の心の様をみてくださいね。
あなたの心が平穏ならば、あなたの未来の恋人はあなたの平穏さに包まれて
幸せになれるでしょうから。