あなたの親は、あなたに愚痴を言います。
あなたは、それでラクになるならと、黙って聞きます。
あなたの親はスッキリし、あなたはもやもやします。
でもあなたは「親は自分を大切にしてくれているし」・・・と言い聞かせ、その場は終わり
ます。
ところで、大切にしてくれいるハズのあなたの親、いったいいつあなたに「負担を
掛けているのでは?」と気遣うことがあるのでしょう?
大切にしてくれているなら、「愚痴を聞かせて悪いな」とか「負担じゃなかったかな」
と思うものです。
ですが、あなたの親は平然としています。
まるであなたが鉄の心を持つ存在みたいに。
親と半分同じDNAを持つのに、まるであなたは人間ですらない扱い。
あなたは親の愚痴聞き役に耐えに耐え抜きます。
それでもいつか、あなたのキャパを超える時が来る。
そしたら、どーします?
親に怒鳴ります?殴ります?家出します?
結局我慢が一番良くないのは、最後にキレてしまうからです。
そんなあなたは親を大切にしているのでしょうか?
あなたが自分を大切にしてくれてると思っている親、大切にしたいと思っている親は、
我慢の限界を前に、”大切”にできなくなっています。
できない約束ならしない。これがやさしさというものです。
所詮、あなたも私もただの凡人です。
凡人の愚痴を受け止める器のサイズは”ふつー”です。
なのにまるでビックサイズの器を持っていると思いこむ。
嫌われたくない。見捨てられたくない。
その気持ち(欲)がサイズの大きさを見誤るのです。
あなたの親は、口先だけで、あなた(の気持ち)を大切に出来てなんかいやしない。
そんな相手に一生懸命忍耐で応えるのは辞めましょう。
大人になったあなたには、気持ちを通じて分かり合う仲間を作ることができます。
ひたすら親を求め、消耗していくのは、無駄以外の何物でもない。
親の真実の姿を見極めるのです。