えこひいきの副作用

今日って休日なんですね。
知らなかった・・・。

さて
私はある習い事をしています。
そこの教室の生徒が立て続けに何人か欠席するようになりました。
来る生徒は来る。こない生徒は来ない。
何故だろう?と考えたとき、先生がえこひいきをしていることを思い出しました。

先生のひいきの生徒は、なにかにつけて技法を懇切丁寧に指導してもらい、かつ

センスのよさを褒められます。
一方先生のお気に入りではない生徒は、心のない言葉を投げられ、指導もやや
おざなりです。
自分がお気に入りではないと、教室の間中「かまってもらえないなぁ」「分からなくても
聞けないなぁ」「なんかけなされるなぁ」とどうしても感じてしまいます。

その内、他の予定が入ってきて、教室で楽しくないことと天秤に掛け、予定の方を取る。
だから教室に入って1年ちょっとしたら生徒が来なくなるループが出来るのです。

先生の心は純粋です。好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。
それは普段の人付き合いではいいかもしれない。
でも教室のような公的な場所では、なるべく抑えるよう自制しないと、生徒は離れて
いってしまいます。

人間、自分の感性に近い相手は自然とえこひいきしてしまうでしょう。
その危うさは指導者である以上、常に意識しなければなりません。

私はお気に入りでないので、教室から足の遠のいた生徒の気持ちがよく分かります。