カウンセリングが有料で時間制限があること

現在13:30分。室温30度、湿度70% 暑い・・・。

さて、カウンセリングは何を言ってもよいことになっています。
その場合、緊張がほぐれると皆さん、怒りや愚痴、不満がどばぁーっと出てきます。
周りに言っても聞いてくれない毎日の中で溜め込んだ膿を出すのです。

カウンセラーさんは口を挟まず、「そうなの」「うんうん」「なるほど」と相づちを打ってくれ、思いの丈を吐き出すことが出来ます。

こういう負の感情を聞いて疲れない人はいません。
ですからカウンセラーさんも聞いているだけのようで、相当疲労しているのです。

ですが、カウンセリングは時間が決まっており、且つ有料です。
この苦痛がずっと続くわけではない、そして報酬がある、だから聞けるんです。

一般の人は聞くことが疲労だとか苦痛だとかあまり意識しないので、タダで無制限に
自分の話を聞いてくれる人を求めます。
聞き役は誰だってやりたくありませんから、ACのように自分の感情を殺すタイプが
標的にされるのです。
そのACでさえ、数回続くと嫌気がさして離れていってしまう。
要するにそれほど、聞くということは過酷な作業なのです。

日常にいくらでも会話はあります。
会話は聞き手にも話し手にもそれほどの心理負担を強いません。
その代わりに、しっかり聞かれるということもありません。
言葉を交わしたいだけならば、周りの人に話すなり、相談すればいいと思います。

でも真に自分の内面と向き合いたい、問題を解決したいと思うなら、聞くプロに
頼るか、お相手に聞く基本を学んでもらいましょう。
そうやって初めて、聞くの環境が整えられるのです。

話を聞くことは無償で提供できません。
そこは多くの人に知っていただきたいことです。