情報強者でありたいくだらん自分

私は、弱い。
だから人前で強く振る舞おうとする。

知らないことを脅威と感じ、知っていることを強みに思う。
強みを出して、自分の弱さを隠す・・・そんな小賢しい人間なのだ。

私は人に情報強者であることを印象づけようとする。

「○○っていいよ~♪」「△△って知ってる?」
幸か不幸か情報集めは得意なので、地元の人より地元情報を集めちゃったりしている。

情報があることは、いいことだ。
問題は、その情報を出したがりな自分。
ちょっとでも他人より心理面で優れたい。
その思惑が、情報通な私を生み出す。

でもなんかかっこ悪い。
必死で取り繕って、カラフルな羽を挿しているカラスさんみたい。
黒という身体を受け入れられず、ハデハデな羽根飾りを必死に付けて、「私存在感アルでしょ」アピール。裸の王様。

ええじゃないか。情報なんてもってなくたって、私は私だ。見捨てられることなんてないさ。
と思える程強くないセルフエスティーム。

強欲な私は思う。
情報なんて出さなくても、否、もし相手が言った情報を既に取得していても、「ほぉ~そうですか」と平然と言えるくらい、自分が出来た人間になりたいと。