脳の状態を変える方法は二通り

うつ病と診断されると、まず向精神薬を処方される。
最初は2錠、そのうち4錠、どんどん増えて10錠。あっという間に副作用の波に飲み込まれる。

薬を服用すると、一日中ぼーっとしているか、ふらふらっとしているかで、症状は軽減してもそのほかの作用が日常生活を困難にする。
いつ治るのか、どうやれば治るのか、病院の先生の言葉を信じていればいいのか、なにも分からない。底なしの沼に足を入れたみたい。

でね、処方されてるお薬について考えてみようと思う。

うつ状態というのは、脳内物質に偏りが生じて、ある事象の認知が極端に振れてしまっていることを指す。
認知を正常に戻すために、脳内物質をコントロールするのが薬の役目。
自殺未遂など極端な場合は、薬によって緊急避難的に脳内物質をコントロールする必要がある。

でも慢性的なうつ状態の場合は、薬一辺倒で治療するのは限界がある。
一過的に薬によって状態は安定するかもしれないが、認知の歪みが脳に居座っている限り、歪みによって脳内物質の分布に悪い影響が出る。
脳内では<薬と歪んだ認知による分泌物の拮抗>が継続して起こっている。
そこで薬というはしごを外したら・・・。
それを防ぐためにカウンセリングがある。
カウンセリングによって、認知の歪みを正し、薬がなくても脳内物質の分布を平均幅に収めることができる。

ということで、うつの状態によっては薬だけより二本立てを勧められるのはこれが理由。
カウンセリングって、海のものとも山のものともつかぬけれど薬から卒業してこれから先の未来を自力で渡っていくためには、是非とも必要な治療。

もしカウンセリングを迷っている人がいたら、ちょっちこの文を参考にして考えてみてくださいな。