うつ病の超わかりやすいメカニズム

うつ病に関するネット上の説明は難しい。
脳内物質がどーとか、こーとか。
でも、患者はメカニズムが知りたいわけでも、物質を特定したい訳でもない。
ただうつ病を治したいだけ。

ということで、どうやったら治るのかに主眼を置いて、KOMA独自ではありますが

ある程度実体験に沿ったうつ病メカニズムとその対処法について説明します。

まず、サラリーマンAさんの一日の心理的な変化を見ます。

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意外かもしれませんが、日常の一寸したことで、心にプラスの貯金が貯まったり
マイナスの支出があったりします。ちなみにこの日のAさんの貯金は+1です。

また別の日のAさんの心の中を見てみましょう。



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この日はAさんにとって、精神的負荷の高い客先への謝罪があったようです。
心の貯金は-6でした。

このように日々心の状態は変化します。
これを毎日毎日足していった値をΣkn(n=1...m)とします。(Σとはknを足しますよ
という意味。mは任意の数)

人が環境の変化に耐性があるのは、このΣknの貯金のお陰です。
ところが、急激な環境の変化によりAさんの貯金が目減りして、0を切ると
心の中に変化が起こります。
(環境の急激な変化には、責任のある仕事に配置されるであるとか
怒鳴る上司が出来たなど、継続して心理負担のある状況もありますし
配偶者と死別した、恋人とケンカしたなど一瞬とはいえ、心理的負荷の
大きいものもあります。)


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起こった出来事は、以前と大した差がないのに、Aさんの心は起こったことを
マイナスに捉えるか、0にしています。これがうつ症状です。
この変化は放置しておくと加速します。


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では、うつ病が治るとはどういう事かといいますと
自分の中に自分の基準を持つように変化することなのです。


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事実は変わらなくとも、解釈を変えれば、心をプラスに転じることが出来ます。
この例はわかりやすくするために、極端な表現になっていますが、基準を
自分の外に置くのと、内に置くのでは、これほど心理エネルギーに差が生まれます。

うつ病の治療法は投薬とカウンセリングが併用されることが多いです。
カウンセリングとは、基準を自分の中に持ってくる手助けをするということなのです。

症状にもよりますが、投薬だけに頼った場合、脳内の伝達物質を制御できる
メリットがある反面、判断力の低下や胃腸の不調などの副作用が現れることにより
一日の心理ループの中に、マイナスを貯めやすくなります。

医者は病院経営のために、たくさん薬を処方して、保険点数を稼ぎたいという
側面があります。
ちなみに、たくさん薬を飲んだからといって、病気が治るわけではありません。
良い医者とは、必要最低限の薬で、治そうとする医者であり、減薬プログラムも
きちんと考えてくれる医者です。

私が過去にかかった医者の中に、薬ばかりだす医者がいて、「病院を変えたい
ので、治療した結果を簡単に説明して欲しい」といったら、激怒されました。
この医者にとって、患者は医療費を運んでくる存在でしかなかったんでしょう。
新聞などで、患者に尽くしますと偉そうに言っておきながら、病院を変えたい
という患者の希望に耳を傾けようとしない。そういう医者もいます。

医者選びは気をつけた方が良いですね。

※うつ病のメカニズムについては、医学的根拠はありません。あくまでも
個人の見解です。