愚痴が出る理由

一般的に愚痴を言ったり悪口を言うことは良くないこととされる。
その一方凡人である我々は、愚痴を言わないと生きていけないところもある。
何故愚痴を言わなきゃ生きてけないんだろう?

そこで思いだしたのが、ピストン。

シリンダー内の流体に圧力をかけて圧縮すると、圧力で押し戻されるってやつ。
流体が我々の心で、圧力が精神的ストレス。
精神的ストレスがわぁ~ってかかると、今度は自分の心がきょえ~って流体を押し戻す。これが我々の日常的な心の動き。
従って、精神的ストレスがかかると、愚痴を言って心を押し戻すのはしごく当たり前のこと。

ただしこれは正攻法というものであって、必ずしもよしとされるものではない。
例えば、シリンダの先にちぃさい穴を開けておいて、外から圧力がかかっても内部圧はそこまで上がらないようにしておくとか、方法はいくらでもありそう。
そういうシリンダを自分の内部に作り上げることが、愚痴をなくする方法だと思う。

そのちぃさな穴は、ストレスをかけてきた相手の心理を慮ること(概してストレスをかけてくる人というのは悲惨な養育を受けたことが多い)であったり、ブログのネタにでもするか~と別の物へ転化したり、という方法が考えられる。
しかし我々はちぃさな穴の開け方を誰からも教わらないので、愚痴をいうか知らず知らずに溜め込みすぎて、ピストンシステムそのものが破壊(すなわちうつ状態)してしまう。

それは良くなかんべさ。

人間の心の有り様を知ることは、円滑な人間関係を築くだけでなく我が身を守ることにもなるのです。
つーことで、愚痴を言うことをは人の生き方として当然のことだし、でも正攻法だけが解決の手段でもないし、とゆるーい感じで己がどう流体圧を逃すのかを考えてみるというのは、一つ手段としてアリじゃないでしょうか。