心の葛藤がある人に友達が出来にくいわけ

人付き合いを円滑にするには、「聴く」ことに集中することだ と言われている。
これは本当。

ママ友の自慢話がちょっとウザいと思われる事例を知って、益々その考えを確信した。

概要を説明すると、ウザいと思うのは、我が子のこんなところがすばらしいと喜んでいたら、横にいたママ友にうちの子の方がもっとすごいんだと自慢された時。
確かにいい気分でいるときに、水を差されると、なんだかなぁと思う。
喜んでいるのだから、そのまま喜ばせてあげればよいではないか。

しかし、心に葛藤がある人は、相手が自分より秀でていると認めることが、自分が劣っていることを認めることになるので、即座に地位奪還を図る。
相手を相手のままにすることができない。

一事が万事その調子だから、相手は「この人といると素直な感情を持てないっ」と敬遠するようになる。
仮に本当に相手より我が子の方が優れてていたとしても、そこは黙って相手を褒めよう。
「能ある鷹は爪を隠す」のは、スキル云々の問題ではなく、本当に実力がある人は、他人によって自分の実力が脅かされることがないから、鷹揚に構えていられることを意味するのだから。
無意味に自分の実力を披露する必要がないから、結果的に爪を隠した状態になる。

相手を相手のままに受け入れられず、心の弱さを補おうと補償行動に出る人は、不用意に相手の気持ちを削ぎ、嫌な思いをさせる。
だから友達が出来ないのである。

このことを自覚している人が少ないので、無駄に友達が出来ない原因に頭を痛めるのだ。