相手のことを考えられるようになるためには

ACがバカにされないために出来ること
の続きです。

前回、「バカにされないためには、相手のことを考えられるようになること」、といって締めました。
でも、だからといってそう簡単には変われません。
相手のことを考えられる余白をつくるためには、まず自分ばかりを見るクセを無くすこと。
そのために出来ることを述べていきたいと思います。

自分ばかりを見るのはなぜ?

ACが自分ばかりを見るのは、自分が確立されていないからです。
あいまいな存在の自分が心許なくて、まず自分を相手に認めさせようとする。
相手から十分なフィードバックをもらって自分固めをしてからしか、相手に目を向けることができないのです。

本来、年齢に応じて自分という存在は固まっていきます。
だから幼稚園児は自慢話ばかりしますが、高校生は友達と盛り上がる話をしますし、親世代は子供や会社の話をします。
自分の足元→自分を取り囲む人々→自分の周りの組織や守るべき相手、という風に、足固めが終わった自分からより遠くへと視線を動かします。

ところがACは足元を固める段階でつまづいているので、いくつになっても、自分のことばかり気になります。
もう一度赤ちゃんに戻って育て直しをすればいいのですが、さすがに大人になったACの親代わりをしてくれる存在はいないでしょう。

そこで宙ぶらりんになっている人が、アダルトチルドレンとして居続けているのです。

自分を手放せる時とは?

自分のことばかりが気になるから卒業するには、自分のことを気にしなくても大丈夫なんだ、という安心感が必要です。
ちゃんと自分を見てないと何か悪いことが起こるのではないかという恐怖心から、自分なんて見なくても全然しっかりしてて大丈夫という気づきがあって初めて、自分を手放すことができるのです。

では、どんな時に気づきが訪れるか、というと、
絶対にピンチ、という場面で、上手く乗り切れたときです。

怖い怖いと身を縮めていたのが、やってみたら、できたじゃーん、となったとき、「今までの恐怖はなんだったんだ」感に包まれ、あっさりと自分を手放せるのです。

ただしここに偶然はありません。
きちんと計画して、準備して、来るであろうピンチに備えなければ。
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何事も無理はいけない

志だけを挙げて、「こうなるー!」と決めても、結果に結びつくケースは稀です。
会社経営では、会社の果たす使命感を抱きつつ、戦略を練る部署、実行部隊といった実務を携えることで、使命が実現されるのです。

実行部隊は、それなりに「考え」なくてはいけないため、時間も手間もかかります。
でもその手間をかけたことが、”ちゃんとやったんだ”という自信にもなるのです。
無理をせず、でも変わるために、しっかりと実行計画を練ってください。

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