ミドリさんへ

こんにちは、ミドリさん。
「心の流れBlog」ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

寄せられたコメントを拝読しました。
できる限りお力になりたいと思いますので、質問に答えていきます。参考になさってください。

求められる敷居を高く感じる理由

認知行動療法の治療を受けられていて、活動記録表、思考記録表への記入を促されても、自分を掘り下げることが出来ないというお悩みに関して。

私は表の存在を知らなかったので、どんなことを書くのか調べたところ、”うーん、宿題みたいで気が重い”と感じました。
表を埋める行為は、やりたい!というよりやらなくてはならない、のニュアンスが強く、どんな人でもそこそこ心のハードルを感じると思います。

この表を埋める気が起こらない理由は、3つ考えられます。
(1)やらされてる感が強い。
(2)質問の量が多すぎる。
(3)何のためにやっているのかを理解していない。

「自動思考」と呼ばれる、ある出来事に即座に反応する考えを生きやすい方向へ修正すること、はとても大切です。
そのために表の記入が必要なのも分かります。でも、カウンセラーと一緒にやる、とか、質問を絞る、やったらこんな良いことがあるとイメージを膨らませてからやる、などなんらかの工夫は必要ですね。

カウンセリングで最も重視すること

カウンセリング、というのは、人間に不信感をもっている方が訪れる場所です。
虐待を受けた、裏切られた、と心に傷を負った人々を治すところです。

ですから、カウンセラーはまず”人に対する恐怖感をこのカウンセリングの場では感じなくてもいいのだよ”というメッセージを送ります。
届かなければ、何度でもやり方を変えて、安心してもらえるよう最大限努力します。
どの病院でもどの治療法でも、行われている「信頼(ラ・ポール)の形成」。これなくして、治療の進展はありません。

2年間月一度通われたとなると、計24回のカウンセリングで「信頼の形成」がなされていないわけです。これは時間がかかり過ぎているように思います。一度カウンセリングの進め方を見直した方がよさそうです。

カウンセリングを続けるかの判断

今後現在かかっているカウンセラーの治療を続けていくかどうかは、カウンセラーと話すのが怖いという率直な意見をぶつけてみた反応で決めたらよいのではないでしょうか?
無反応もしくはミドリさんのせいにするようなら、人に信頼させる器を持ち得ていないと判断できます。話の新鮮さは、興味を引くだけで変化とは無縁です。他のカウンセラーを当たりましょう。
ミドリさんの気持ちを分かっていなかったことに謝ってきたり、改善策を打ち出してくるようなら、期待できます。信頼を築くことに第一に、治療を継続してください。

恋愛ができないことに対するカウンセリング

恋愛できない・目立ちたくない、と思うのはなぜか?
一概には言えませんが、過去に自分の印象を決定づけたなにか、が”自分なんて・・・”とひねくれた自己像を作っていると考えられます。
そのなにか、を、「そうじゃなかったんだよ」と包み込むことで、許されたような気持ちになり、ひねくれた自己像を自然と手放すことができる、それがミドリさんにあった治療ではないでしょうか。

埼玉・東京なら病院の選択肢も多く、ご自分にあったところが見つかるかもしれません。
もし、色々なカウンセラーとお話しして、どうしても合わないと感じられたら、カウンセリング「心の流れ」を頼ってください。
カウンセリングの選択に迷われた人々の「最後の受け皿としてありたい」と思います。