ピンチは悪いことばかりじゃない

発明は、すべて苦し紛れの智慧だ。アイデアは、苦しんでいる人たちにのみ与えられる特権だ。
本田技研工業創業者 本田宗一郎
才能が見つからないまま大人になってしまった君へ

を地でいくような事を目にした。
たとえどん底であっても、それが新しい道を切り開いてくれる。要はその人がどう生きると「決める」かだ。

夫を事故で亡くしたさいたまの大門さんというシングルマザーが、お出かけするとき一人で子供を抱っこし荷物を持たなければいけない大変さから編み出した、鞄(インナーバックとしても使用可)&抱っこひも&おむつ換えシート&簡易式布団 が人気となっている。
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この方のすごいところは、一度はショックに飲まれそうになりながらも、それを意味ある形に転換できたこと。
夫を亡くしたあとの1年間はさすがに引きこもってしまったらしい。けれど1周忌を迎え、子供と出かけることを決意する。
そこで目に飛び込んできたのは、楽しそうな家族ー夫が荷物を持ち、母親は身軽でおしゃれな格好をしている様子ーだった。でもそれをただ恨めしくみるのではなく、あふれる涙をこらえながら、「私だけが辛いわけじゃない。同じ思いの人がいるはず」と思って行動した。

ただ苦しいと受け身になることなく、そこからもがいて何か形にしようとしたとき、本田宗一郎氏の言う特権が与えられるのだと思う。

人はしゃがんむからこそ、大きくジャンプできる。
一回は落ちることが大切なんだ。

だからピンチは悪い面ばかりじゃないよ、飛躍するきっかけともなる。



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