いやな質問に答えたくない!そんな時に落ち着いて応じるためのコツ

心に余裕がないと、攻撃的な質問につい心が焦ってしまいます。

内心「このヤロー、そんなこと聞くんじゃねーよ!」と思いつつも、ひきつった顔で答えてしまう。そんな自分に自己嫌悪。

私もそうやって我慢してました。後で眠れないほどムカついても、表面上おだやかに繕っちゃうんですよね。なんかいい方法ないですかね?

ということで考えてみました。

ヒントは企業の応対にあった

企業に連絡をするとまず最初にこう言われませんか?

「いつもご利用ありがとうございます。」

答えてくれるのかと思いきや、まずは挨拶かい!
そうツッコミたくなります。

なんだか話の腰を折られて、調子が狂う。でもそこがポイントです。相手はプロの接客業、カンタンにこちらの言いなりにはなりません。というかなろうとしない。

もし、【私】質問の答えを要求⇒【企業】質問に答える、という体だったら、質問の答えをすぐに用意せねばならない企業は圧倒的に不利です。だから答える側はおきまりの定型句「いつもご利用ありがとうございます」を挟んで、私をコケさせ、体制を立て直してるんです。

丁寧な返答をするという意味での挨拶を挟む以外に、落ち着いて行動するために挨拶という間を巧妙に用いている。だったらこれを使わない手はありません。

定型語句を挟む

では、日常の会話において挨拶に相当する定形語句はなんでしょう?

と考えても、うーん、思いつかないですよね。

そうです。定形語句はありません。ただ定形語句もどきはあります。それは






です。

相手が「○○なんですか?」と聞いてきたら
「○○が気になるんですか?」と返す。

攻撃的な喩えがいいので、こんなのどうでしょう?
「お子さんは?」に対して「私に子供がいるか気になるんですか?」

このひと言を挟むだけで、ちょっとだけ心が落ち着く気がしませんか。

答えなきゃと思うと、「答えたくないんだけどな~」という気持ちが先立ってしまうところ、「私に子供がいるか気になるんですか?」と挟むだけで、答えなくてはならない緊張から解放されます。

とくに昨今はプライベートなことは聞かない方がいい風潮があるので、相手が「気になる」と言ったとしても「なんでそんなの気になるんですか?」と投げかかればよいだけ。

このやり方なら答えることから距離をおけるので、気持ち的にずいぶんとラクになれます。

気持ちの上の覚悟

もちろん、いきなりこれをしましょうね、といって出来るものではありません。ただ、相手がなにか不快なことを言ってきたときに、まず心に思い浮かべるのは、「この人、何がしたいんだろう?」と思うクセをつける覚悟をすることです。

放っておいたらいつまでも不快な質問に答えるという苦痛から逃れることができません。本気で逃れたいと思うのなら、小さくても「そうしよう!」と覚悟を決める。その英断が未来の自分を変えてくれます。

いつだって相手は悪気なく思うがままを口にします。こちらのプライベートを探りたい、自分の常識から外れた考えをののしりたい。人間に備わるそういった「いやらしさ」もまた、悲しいけどあるのが事実。だったらそれを前提に対応する技術を身につけて行きましょう。

無理に答えて我が身を傷つけることないんですよ。自分を大切にしてあげましょう。